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2006年01月18日

amazonでも好評 『日本をロハスに変える30の方法』(1/20発売)

2006年、LOHASはいよいよ広がります。
一過性のブームで終わることはありません。
なぜならば、LOHASは私たちの価値観であり、ライフスタイルであり、
社会を変えるプラットフォームであり、そのニーズを満たす本質的な商品やサービスが
今年は次々と登場し、まちづくりなどが形になってくるからです。

本の冒頭近くに書いたのですが、
 「顧客に愛され、事業規模を着実に拡大し、
 売上も毎年着実に伸びている。
 これはLOHAS的な企業に近年起きている共通の事象です。
 いつの間にか潮の流れが変わりはじめていました。
 パラダイムシフトが起こり、
 新たな潮流が生まれているのです。」

本書では、国内外のLOHAS企業を40社取材し、それらからLOHASな視点を抽出し
「会社や社会をロハスに変える30の方法」としてまとめあげました。
95人の有識者の方にLOHASとは?というメッセージもいただきました。

日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS

(税込価格 1,500円 ↑をクリックでamazonからご注文いただけます。全国の書店で好評発売中)


さっそく事例でご紹介し、メッセージも寄稿いただいたオークヴィレッジの
代表 稲本正さんからコメントをいただきました。

  「ロハス(Lifestyles of Health and Sustainability)とは私たちの心、
  身体、そして地球を大切にする暮らし方のこと。この30年の高度成長で、 
  社会が失ったものを育て直す動きとも言えます。

  このたび、ロハスの動きを集大成した一冊が刊行されました。
  30年前からロハスを実践するオークヴィレッジをはじめ、国内外企業の
  取り組みや稲本正のメッセージなど、「今すぐ行動できるロハスの方法」
  が満載。」


では、その内容をご紹介しましょう。

■ LOHASで売上を伸ばしてる会社の理由

 「ニューヨークの最高級インテリアショップ「ABCクラフト&ホーム」で
 今最も人気のタオルは日本の今治にある中堅タオルメーカーのもの。
 「あー、なんてキレイな色、そして素敵なデザインかしら。それにこのソフトな風合い。
 風で織ったタオルですって!?ワンダフル」
 NYで小児病院の院長をしている女医さんは自分の病院のタオルを
 全てこのタオルに変えたそうです。
 なぜ、このタオルが欧米の最高級タオルより高く売られているか、セレブに人気なのか・・・?」 

 「アメリカの最大手自然食品スーパー、ホールフーズマーケットは売上げが4,400億円を超えました。
 店舗数は180店。最初の店をオープンしてから25年。5年後には1兆円を超える売上げを
 目標にかかげています。
 なぜ自然食品スーパーが、既存店売上げ前年比9%増を継続し、
 店舗数を増やし続けているのでしょうか?」 

これは、『日本をロハスに変える30の方法』で取り上げている40事例のほんの一部です。
国内外のLOHAS企業の成功の秘訣、創業者の価値観、顧客の特徴などを
丁寧にご紹介しています。取材でお話をうかがうごとに大変感動いたしました。
それぞれの方がLOHASの価値観にもとづいて思いきってビジネスを始められ、
幾つもの困難を乗り越えて、今日の形を築き上げていらっしゃいます。
勇気をいただきました。
読んでいただければ、あなたも元気がわくにちがいありません。


■こんな方に読んでいただきたい

 ・環境に配慮しつつデザイン性の高い、愛される商品づくりをしたい方
 ・衣食住から余暇まで、LOHASライフスタイルブランドをつくりたい方
 ・まちづくりや地域活性化、エコツーリズムなどを考えている方
 ・社員の心と身体の健康に配慮した職場をつくりたい経営者
 ・ヨガやアロマなど、代替医療や自己開発の事業を起業しようと考えている方
 ・生活や仕事を少しでもLOHASにしたいと考えている方 など

【40の事例でとりあげている企業・団体】

食(10): マクロビカフェ/伊那食品/精華堂あられ/マヴィ/ナチュラルシーズ/
      スノーフィールドカフェ/Izze(米国)/CLIF(米国)/
      食育サポートマガジン「笑う食卓」/ホールフーズマーケット(米国) 
衣料・生活雑貨(6): メイドインアース/ピープルツリー/池内タオル/センスオブライフ/
      生活の木/GAIAM(米国)  
住(5): オークヴィレッジ/ワイスワイス/インターオフィス/安土建築工房/オクタ 
代替医療(3): えゆるサロン/笑顔と呼吸法/ファルマカ(米国) 
エネルギー(3): 自然エネルギー・コム/松村製作所/油藤商事 
持続可能性(5): 持続可能性に関する科学技術調査/Make LOHAS(東京ガス) 
       COOP AMERICA(米国)/ジャパン・フォー・サステナビリティ/
       パブリックリソースセンター(CSR・SRI)
まちづくり・エコツアー(8): 星のや 軽井沢/地球の芽/北の屋台/
       足利フラワーパーク/南部川村森林組合/レインボーリング(地域通貨)/
       グリーンバード/NaYOGA 


■ LOHAS企業はこんな風に愛されています -事例企業の顧客の声 - 

 「うちのスクールに来る人たちは、商品のヘビーユーザーでもあるんですが、
 いずれも学習したいというニーズが強いですね。スクールに通って知識や技術を身につけ、
 生活でそれを実践しながら、さらにどんどん深めていく。手作り化粧品やポプリ作りなど、
 単にモノではなく、コトを提案していますが、そうしたものが生活にちょっと彩りを加えると
 思っていらっしゃるようですね。
 そして産地まで訪ねたいというように興味・関心が深化していくんです。
 女性で年齢は20代から50代と幅広いですが。」(証言:生活の木)

 「9歳の息子さんと、1歳のヨーキーをお持ちのY様は、『小型犬は体高が低く、
 それだけ床に近くて床材の化学物質の影響を受けやすいのです。
 色々な業者さんを回りましたが、エコリフォームに共感して、
 無添加リフォームに決めました。』と息子さんとワンちゃんの健康に配慮して
 当社のリフォームを採用くださいました。」(証言:オクタ)

 「ごみのポイ捨てをやめようキャンペーンに参加しているのは20代が多いんですが、
 イベントを手伝ってくれるボランティアの人たちは『活動に参加していると気持ち良いし、
 人の役にたっているという気がするんです』と言っています。同じ価値観を持った人が
 ゆるやかにつながっていくというコミュニティ性がそこにはありますね。
 各地に拠点が自然発生的に増えていくのもそんなところに理由があるんだと思います。」
 (証言:green bird)


【十人十色のLOHAS -「私にとってLOHASとは」-】

各界でご活躍の95人のオピニオンリーダーからメッセージをいただきました。
あなたにとってLOHASとは? ごく一部の方のメッセージですがご紹介いたします。

 「健康でハッピーで、しかも持続可能な暮らしかたは、日本人ならだれでも自然に
 それを実行してきたことだ。ここ30年ほどで捨てたものを
 ベンチャービジネスが新産業として育てなおしている。
 そー言えば、愛知万博もLOHASだったな!」 作家 荒俣宏さん

 「資源の浪費や環境負荷を減らす努力や、食生活の文化を通しての
 人間教育といった問題点を解決するすべを身につけることは、
 人間らしく生きることになると思います。LOHASそして食育を推進したいものです。」 
 服部栄養専門学校理事長・校長 服部幸應さん

 「「私の世界」と「世界の私」を成立させていること。
 「自由」と「社会」を成立させていること。「賢さ」と「クレイジー」を成立させていること。
 「美しさ」と「テクノロジー」を成立させていること。
 「過去」と「未来」を成立させていること。すわなち、常識に対してハイブリッドで眺めるということ。」
 ロボットデザイナー 松井龍哉さん

 「物質的に豊かな、享楽的、酔生夢死的、よどみに浮かぶ泡のごとき人生を送ることを
 断固としてしりぞけ、自主的に簡素で、エレガントで、花鳥風月、飛花落葉を愛で、
 エコハイテクにサポートされた生活を選び、世のため人のために働くことを無上の喜びと
 考える生き方がLOHASではないか。」 東京大学生産技術研究所教授 山本良一さん

 「LOHASとは、多面体のようなもの。
 小さくいえば、生活のなかでのちょっとしたこだわりを持つということ。
 大きくいえば、新しい生活価値の大陸のようなもの。
 LOHASは、新しいビジネススタイルであると同時に、新しい市民運動でもあります。
 つきつめて考えれば、LOHASは希望なのかもしれません。
 サステナブルな将来と豊かなライフスタイルが実際に融合できるという希望。」
 株式会社イースクエア代表取締役社長 ピーター・D・ピーダーセン


■目次 

第1章 LOHASってなんだろう?
  日本に浸透した背景
  LOHAS誕生の経緯とカルチュアル・クリエイティブ
  LOHASマーケットを探る
  LOHASな日本人の意識と消費傾向
  LOHAS層に人気の自己開発・代替医療市場とは?
  LOHAS層へのマーケティングポイント

第2章 会社や社会をLOHASに変える30の方法

第3章 LOHAS層に愛される発想のヒント
  ―企業・団体・自治体の事例―

第4章 オピニオンリーダー95人に聞きました あなたにとってLOHASとは?


■こんな感想をいただきました 

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やっぱり健康と持続社会。この一冊で「ロハス」のすべてがわかる!
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 ロハス(Lifestyles of Health and Sustainability)とは私たちの心、
 身体、そして地球を大切にする暮らし方のこと。この30年の高度成長で、
 社会が失ったものを育て直す動きとも言えます。

 このたび、ロハスの動きを集大成した一冊が刊行されました。
 30年前からロハスを実践するオークヴィレッジをはじめ、国内外企業の
 取り組みや稲本正のメッセージなど、「今すぐ行動できるロハスの方法」
 が満載。
 本書は非木材紙・再生紙で製本、印刷・運搬で発生のCO2は植林で
 吸収、太陽光発電を利用した印刷…といった心憎い提案も工夫されて
 います。まるまる「ロハス」と言える一冊。
 
 オークヴィレッジ 稲本正さま (メールマガジンでご紹介いただきました)
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 本の名前はちょっと大げさですが、
 決して「LOHAS」とは何か、と大上段から講義するのではなく、
 “あっそういう工夫ってあるんだ”“これ使えそう”“こういうの知ってるといいね”
 という、生活(と心を)を少し豊かにする智恵がいっぱいつまった、素敵な本です。

 2006年。「LOHAS」は言葉のブームではなく、
 私たちの価値観やライフスタイルそのものに浸透し、
 社会や環境をゆっくりと変える力となっていくような予感がします。

 あなたも、そんな時代のかすかな(でも確実な)鼓動を、この本で感じて見ませんか?

 平城匡史さま ㈱高橋剛商会(山形で自然農法による米作を実践)

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 “ロハス起業家”の指南書として!

 【日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS】は、
 ビジネスを通して“LOHAS社会”の実現を
 試みる経営者や企画マン、
 さらにロハス起業を目指すアナタの
 貴重な“指南書”となるコトでしょう。

 待望のロハスビジネス書として、“イチオシ”です。
 
 とりわけ、
 “会社や社会をLOHASに変える30のポイント”
 ~ さいごに ~ (32~33ページ) より、
 『究極の目的はLOHASコンセプトを通じて、
            持続可能な未来を築くこと』
 『~省略~
 事業を通じて社会に呼びかけることを惜しみません!』

 この提唱に、ロハス究極の価値である、
 「こころの豊かさと環境の両立」が凝縮されています。

 大阪在住 前向一歩さま(アマゾン.com カスタマーレビューより)

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 「ロハス」という言葉に興味を魅かれつつも、なにやら「セレブ」とか
 「ヒルズ族」などといった言葉と似かよった、
 一過性の薄っぺらでウサン臭い印象も抱いていた私だが、
 この本はとてもおもしろく読んだ。

 それは「あとがき」にあるように、著者たち自身がそのことをよく知っていて、
 だからこそ「ロハスというのは言葉に過ぎず、大切なのは本物であること」
 (ポール・レイ)と述べているように、
 言葉より本質を重視したいという姿勢が貫かれているからだろう。

 世の中をなんとかして、今のような自己中心的なものから、
 サステナブル(持続可能)な方向に持っていきたい。
 そうした著者たちの姿勢、倫理観に、ひじょうに共感を抱いた。

 著者たちが「ロハス的」と考える事例には、
 ロハスという言葉のイメージどおりの先端的な企業や
 リゾートホテルなども紹介されているが、
 無農薬栽培に取り組む千葉県の農事組合法人や、
 素材や製造過程に徹底的にこだわる老舗のあられ屋さんや
 タオル業者などの事例も紹介されていて、
 「なるほど、こういうのもロハスなのか」と思って新鮮だった。

 また、巻末には、各界著名人がロハスについて
 どう見ているかがわかるアンケートも掲載されおり、
 全体的に著者あるいは編集者の力量が感じられる内容となっている。

 東京都杉並区在住 きみまろさま(アマゾン.com カスタマーレビューより)


■LOHASな本の工夫 -太陽の光で編集

本そのものもLOHASにしたい、と活躍中のデザイナー寄藤文平さんに
装丁デザインをお願いしました。オレンジを基調に元気の出る楽しい感じに
仕上がったと思います。
ちょっと賑やか過ぎる!?これは大和田の性格だと思ってください(笑)

また、素材については非木材紙と再生紙を使用し、印刷や運搬の工程で排出するCO2は
植林という方法でオフセット(相殺)することにしました。
また、印刷は、太陽光発電で発電された電力を使用しました。


■NPOローハスクラブで出会った三人が書きおろしました

大和田 順子 : 消費生活アドバイザー/環境カウンセラー
学習院大学哲学科卒。東急総合研究所、ボディショップ、イースクエアなど企
業でマーケティング、コミュニケーション業務に20数年間携わる。
2002年8月に日本で初めてLOHASに関する記事を「日経新聞」等に寄稿。
講演会、セミナー、執筆等を通じて、LOHASの普及活動に情熱を注いでいる。 

藤崎 健吉 : 藤崎事務所代表
東京農業大学農学部林学科(現森林科学学科)卒業。大学卒業1年後に
廣済堂出版より『科学なるほど読本』を出版。
以後、プランナーとして、「食と農」、「環境と健康」「市民参加型まちづくり」を
テーマとしたコンセプトを立案。
環境や健康に関わる博覧会、博物館、文化施設の展示などを多数企画。
http://www.fujifuji.org/

國田 かおる : 松下政経塾 25期生
慶應義塾大学法学部法律学科卒業後 、エネルギー会社、
京都大学大学院地球環境学舎を経て、現在松下政経塾に在塾中。
得意の英語力とフットワークで国内外のLOHAS最新情報を日々リサーチするとともに、
自ら実践している。

■NPOローハスクラブ

WEBサイトを通じて国内外のLOHASに関する情報を収集・提供するとともに、
連続講座「LOHASアカデミー」を開講している。
http://www.lohasclub.org/


日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS

『文化環境ジャーナル』に寄稿しました。(2006年2月2日)

次々と開花するLOHASビジネス -顕在化した最大の生活者層LOHASが日本を変える-」

 

投稿者 junko : 2006年01月18日 00:18