2006年06月06日
ロハスデザイン2 「ロハスデザイン大賞2006」発表記念シンポジウム (6/5)
6月5日、ロハスクラブ(有限責任中間法人)主催の「ロハスデザイン大賞2006」の受賞式と
記念シンポジウムが東京駅近くの丸ビルで開かれました。
これは今年が第一回目で、来年の開催も決まっています。
1Fではノミネート作品が展示
ヒト部門 1位 トヨタ プリウス開発スタッフ 3233票
2位 野口聡一 (宇宙飛行士) 1942票
3位 アルベルト・カパッティ (スローフードの食科学大学学長) 1886票
モノ部門 1位 ロハスクラブ+テイジン My Designエコバッグ×エコサークル 1499票
2位 木屋 煮干し削り器 1188票
3位 ハンモック2000 ブラジリアン・ハンモック 1139票
コト部門 1位 坂本龍一 ジャパンツアー2005 1762票
2位 NPO法人「日本で最も美しい村」連合 1689票
3位 NGOグリーンベルト・ムーブメント 1448票
第一回の今回は各部門で1位を取ったのが、特別協賛企業のトヨタ「プリウス」、テイジン「エコバッグ」
そして、理事の坂本龍一さんという結果でした。
最終投票は個人によるインターネット投票の結果だそうですので、プリウスや坂本さんの知名度、
そしてエコバッグは先週写真入りで新聞記事に掲載されていましたので、パブリシティ効果も
あったのかもしれません。
ノミネート企業にも評議会企業の商品が目立ちましたので、来年は幅広い企業・団体から参加が
あるといいですね。
理事の皆さん
シンポジウムでの各パネラーからのコメントで印象的だったのは・・・
坂本龍一さん
「トイレットペーパーの真っ白なのは不気味。漂白剤を使っていて身体にも悪いんじゃないかと思う。
こういうのは漂白して無くてもいいと思うんだけど。
レジ袋もやめたらいいと思う。」
村上隆さん(アーティスト)
「スタジオのある場所はすごく空気が悪くて、でもビオトープを作ったらメダカが沢山増えて、
微生物も沢山わいてきた。
近くの荒川にタマちゃんが一年近くいて、自然に対する考えが変わったね。」
深澤直人さん(プロダクトデザイナー)
「うちのオフィスでは去年は毎日徹底して掃除をした。
今年は出勤時間を7:30~夜8:00にした。こういうことでチームワークがすごく良くなった。」
小黒一三さん(「ソトコト」編集長)
「暮らしを彩る新しいキーワード、それがロハス。ソトコトも7周年を迎えたが、
去年の愛知万博あたりから人々の意識が変わってきたように思う。
エコライフをいかに楽しむか、これからも色々提案していきたい。」
今回のロハスデザイン大賞、そしてシンポジウムに参加して思うことは、
良いデザインは長く愛用されるということ。
そして、何がロハスかという基準は、それぞれが情報を集め、考え、
自分なりの物差しを持って判断していくものだと思います。
Writing: owadajunko