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2006年06月03日
自宅のカフェテラスで、お茶とご飯を!「京風ロハスな暮らし」第9回(6/3)
ジャーナリスト 木下明美
つい数年前まではこんな生活ができる日が来るとは思いませんでした。
ちょっとした工夫で生活を楽しめることってあるのです。
その一つとして、屋外でおウチご飯やお茶はいかが?
こういえば、きっとウチにはそんなスペースはないよ、と仰るかもしれませんね。
ベランダでも窓際でもいいのですよ。ウチだって猫の額のような小さなスペースなのですよ。
植木と築山が邪魔してフラットな余地が少ないのでテーブルセットがおけない。
かといって縁側に腰掛けては、まともに食事はできない・・・という古い和風木造のわが家なのですが、
ひょんなきっかけで洋風のガーデンを造って3年になります。
ここ数日やっと屋外で過ごせる気候になったので、日が暮れはじめる頃から、
このスペースでご飯を食べています。
塀に這わしてあるプチライトが灯るので、夫がお気に入りのゴッホの「夜のカフェテラス」のようだと、
マイブーム的カフェテラス。
もともとデッドスペースだったキッチンの前庭にハナミズキを植えるために少し造成したことがきっかけで、
和にあう「猫の額ガーデン」を造ろうかということになったのです。
植木屋さんにちゃんと敷石を敷いてもらったのでガーデン用のイスとテーブルを買って来て、
ここでお茶をしよう、そして、殺風景なブロック塀に壁画を描こうかということになり、
美大を出た二女が夫と相談して東山三十六峰観光図絵を描いてくれました。
そのうちランチや夕食もするという欲張りなカフェになってきました。
玄関先で失礼するようなちょっとした来客にも気軽にこのカフェでお茶をいただいてもらうこともあります。
このカフェの一番の利点は室内で食べるよりもゆっくりと食事をするようになったことです。
品数はいつもと一緒なのに、心地いいので、ゆっくりラジオでニュースを聴き、CD プレイヤーからは音楽も。
コーヒーメーカーも、トースターもスタンバイ。夫婦で分担して食卓の準備も含めて楽しんでいます。
ホタルブクロの白い花がもうすぐ咲き始めます。
そして、あと10日ほどすれば疏水ベリには蛍が舞い始めるので、気のおけない友人を呼んで、
ここで軽い夕食を共にしようかしらと考えているところです。
ホタルブクロのつぼみもだんだんと大きく
Writing: owadajunko