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2006年06月13日

『気候変動 +2℃』 山本良一先生責任監修

4月に出版された赤い表紙の『気候変動 +2℃』(ダイヤモンド社)ご覧になりましたか?
責任編集を東京大学教授、山本良一先生が、そして編集を「Think the Earthプロジェクト」の
上田壮一さんがなさっています。

山本先生はサステナビリティ研究の第一人者として、国内外で活躍しておられ、
昨年イースクエアがとりまとめをした「サステナビリティの科学的基礎に関する調査2005」の
共同座長も務められました。

地球のサステナビリティについて知りたいと思ったとき、
気候変動の現状と今後の予測を知ることが欠かせません。
”地球温暖化”と言いますが、正確には”気候変動”です。

まず、ページを開けると、右側は1950年から2100年までの世界地図がカラーで出ています。
スーパーコンピューター「地球シミュレータ」で計算された、過去の平均気温の再現と
未来の温暖化の予測結果です。

パラパラっとページをするだけで、だんだんにページ全体が赤くなっていくんです。
平均地表気温の上昇に伴って。
私の生まれた1959年はまだ大陸は全体に緑だったのに、
2007年は地球全体が夕焼けに染まってきているという感じです。

地球環境の歴史、気候変動の現状、そしてそれをくい止める活動の数々も
全ページカラーで紹介されています。

<構成>

 地球の歴史 : 環境問題に関して鍵となった事柄、宇宙開発、インターネットなどによって
           人類が惑星大の意識を獲得していく歴史に焦点をあてる。
 
 温暖化インパクト : 気温上昇「+2℃」が重要なターゲットに。
           気温上昇に伴い、どんな影響が地球、生物、社会に出てくるか。
           最新の研究から予測をピックアップ。

 コラム     : 気候変動や環境問題の専門家によるコラム

 未来      : 世界各地で始まっている未来を変える取組を紹介
            
「2020年、今日生まれた子供が中学校に通う頃、
 大陸部では水不足が深刻化し、沿岸部では洪水が続発する。
 その子がハタチを過ぎる頃、
 海面上昇によって多くの人が難民化する。

 やがて、その子の子どもの時代には
 地球の気候のゆらぎが一層激しさを増し、
 気候帯の移動によって生態系が変わり、
 多くの人の暮らしが奪われてしまう。」

自分の子供や孫の暮らしと大いにかかわりのあること。
子供や孫に、どんな環境を残していけるのか。それは私たち次第です。          

「シミュレーション通りに進むか否か、私たちは今、その分かれ道にいる。」

山本先生によれば、向こう5年位にどのような取り組みをするか否かが非常に重要だそうです。

車の乗り方を変える(カーシェアリング、乗らない日を作る)、環境負荷の少ない家を建てる
自然エネルギーを取り入れる、エコプロダクツを選んで使う、植林に参加する、
そう、LOHASに暮らすということですね。

山本良一先生は、7/22放映の「世界一受けたい授業」(日本テレビ)に出演され
気候変動について授業をしてくださいます。楽しみです。

気候変動 +2℃
気候変動 +2℃
posted with amazlet on 06.06.16
山本 良一 Think the Earth Project
ダイヤモンド社 (2006/04/07)

また、これまでも上田壮一さんを中心に「Think the Earthプロジェクト」では
多くのエコを考える素敵な作品を手がけてこられました。


Writing: owadajunko

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