2007年01月10日
メルマガVol.44. どうする気候変動?! どんな社会を創りたいですか? (1/6)
LOHAS(ロハス)生活者とビジネスをつなぐ視点・ヒント
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◆◇ 大和田順子のLOHAS(ロハス)のすすめ
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◆◇ 【44号】 2007年1月6日
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新年、あけましておめでとうございます。
LOHASプロデューサーの大和田順子です。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
LOHAS元年と言われた2006年から1年たって。
「ことしはLOHAS実年の年にしましょう」と、
自然エネルギーを推進するエイワットの柴田社長から
年始にいただいた言葉です。
想いを形にする年ですね。
皆様はサステナブルな社会の実現に向けて、
今年はどのような取り組みをしようとお考えですか?
そして、どのようなサステナブルな社会を創りたいですか?
企業にいると、毎年年初に今年の一年の目標・計画を上司と
話し合って相互目標にしたりしますが、フリーの私は
自分自身との話し合いです。
「はい。
まず、1月はLOHASビジネスセミナー、LLPの登記
2月は「自治体の女性行政研究会」研究テーマの検討
3月には小中学校の先生向けの『LOHASの教科書』を出版
そして4月は再びボールダーへリサーチに・・・」
計画だけでなく達成すべき数値目標も考えないと
いけませんね。
皆様の今年のプランもぜひ聞かせてくださいね。
メールお待ちしています。 j-frog@s2.ocv.ne.jp
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┃ トピック どうする温暖化&気候変動
┃ ポイント・オブ・ノーリターンまであと10年!?
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年末に東大の山本良一先生をお訪ねし、温暖化についてお話を
伺ってきました。皆さんご存知のことばかりかもしれませんが
私は改めて、こんなに~っ!と驚いてしまいました。
「2006年、情勢は一変しました。
歴史的な年と言っても過言ではないでしょう。
それは、世界各地で温暖化の急速な進行を報告する観測結果や、
今後を予測するレポートが相次いで発表されたからです。
中には21世紀の後半になったら起きるであろうと考えられていた現象が
すでに次々と現実化しているのです。
昨年1月には、科学者ジェームズ・ラブロックが、
『ガイアの復讐』という本の中で、もう手遅れだと主張しました。
そして・・・
・北極海氷が急激に減少している:1979年以降、年間おおよそ
0.15%ずつ減少してきた海氷が、2004年、2005年と続けて6%ずつ減少。
北極海氷にいたっては、2005年10月から2006年4月にかけて、
72万平方kmという日本の国土の約二倍の面積に相当する氷が溶けた。
(カリフォルニア工科大学のジェット推進研究所と
NASAのゴダート・スペース・フライト・センターの研究)
・シベリアの凍土が融けて湖が出現:ここ3、4年で東シベリアの
凍土が溶けて、巨大で浅い湖が出現。
メタンガスが噴出している。(アメリカ、ロシア共同研究)
・この30年間で0.6度地球の温度が上昇:温暖化は以前の3倍の
スピードで加速している(NASA、2006年9月発表)
・全世界の山岳氷河が溶け出している:山岳氷河は、アルゼンチン、
ペルー、アラスカ、アイスランド、ノルウェー、ヨーロッパアルプス、
ケニア、ヒマラヤ、ニュージーランド、南極、インドネシアの世界各地で
後退している。ヨーロッパアルプスでは、氷河の面積は過去5000年で
最小にまで後退した。(グリーンピース調べ)
こういう危機的な状況が世界各地で起きているのです。」
最近のシミュレーションでは、温暖化のポイント・オブ・ノーリターン
(引き返すことのできなくなる時点)は、
2016年頃になるだろうと言われています。
今から10年も無い!!!
2026~2050年に気温が2度上がれば、気候変動がもっと激しくなる。
今年生まれる子供が成人を迎える頃ですよね。
3度上がれば気候は激変する。孫の時代じゃありませんか。
この10年、私たちがどんな生活を、どんなビジネスを、社会の仕組み
を選択するかで未来が決まってくる。
そんな重要な時期に、私たちはLOHASという考え方に出会い
興味を持ち、自らのライフスタイル、ビジネススタイルを変えて、
サステナブルな社会を創りたいと思っている。
「LOHAS10」でのポール・レイ博士のスピーチを思い出しました。
「志を同じくする人たちの知恵が集まり、惑星規模で
技術的、社会的、文化的な新しい創造が高まりつつあります。
あなたが、心から望む世界を教えてください。」
私たちはどのような持続可能な社会を実現したいのか?
まず、自分自身が”心から望む世界”のビジョンを持たなければ
なりませんね。できるだけ具体的に、描き、表現する。
そして人に伝えていく。
この現実を知り、変えていけると気づいた私たちは
大変幸運だったと思います。
あとは、ポジティブに行動するのみです。
ご一緒に加速させていきませんか!
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今後とも新雑誌「オルタナ」をよろしくお願いいたします。
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株式会社オルタナ 代表取締役 新樂 智夫
オルタナ編集長 森 摂
副編集長 木村 麻紀
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┃ 編集後記
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年末年始は「LOHASの教科書」をひたすら書いていたので
かなりハイテンションです。
書いているうちに気がつきました。
これは、少なくとも私がぼんやりと思い描いていた
LOHAS(サステナブル)な社会のイメージを、
具体的な要素に切り分け、それぞれを文章で表現し、形にしていく
工程なんだと・・・
きっと他の執筆者(今回は5人での共著なので)の方たちも
同じような想いで書いていらっしゃることでしょう~
★1/18ビジネスセミナー、お席が残り少なくなってきました。
まだ申し込んでいなかったという方↓
http://www.topbrain.jp/lohas/
<セミナー参考サイト>
OKUTA様 http://www.okuta.com/
プロ・アクティブ様 http://www.pro-active.co.jp/
その他
(OKUTA様についてのレポート)
http://www.owadajunko.com/archives/2006/06/okuta1450.html
(プロ・アクティブ様の取引先「シナジーカンパニー社」に関するレポート)
http://www.owadajunko.com/archives/2006/12/post_43.html
また、お仕事や地方にお住まいで、参加したいけど難しい
というメールも多数いただきました。
そうした方にもご参加いただける研究会を準備中です。
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発行・編集:大和田順子
URL: http://www.owadajunko.com
E-MAIL: j-frog@s2.ocv.ne.jp
●メールアドレスの変更・配信停止はこちらからできます。
→ http://www.mag2.com/m/0000172361.html
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Copyright 2006 Owada Junko All Rights Reserved.
◇講演や取材はいつでもお受けさせていただいています。
件名に【取材・講演依頼】と記載して
j-frog@s2.ocv.ne.jpまでお願いいたします。
◇過去の講演・取材等の実績はこちらです。
講演
http://www.owadajunko.com/archives/2006/11/lohas_9.html
取材
http://www.owadajunko.com/archives/2006/12/lohas_17.html
◎LOHAS(ロハス)で創るサステナブルな社会のバックナンバー
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000172361/
Writing: owadajunko