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2007年09月29日

日本で最もロハスなエリアは沖縄!? 第1回ロハスフェスティバル in 沖縄(9/22・23)  15,392人参加

日本でロハスなエリアと言えば、長寿で自然や固有の文化が沢山残っている「沖縄」を真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。その沖縄で「第1回 ロハスフェスティバル in 沖縄」が去る9月21・22日、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターで開催されました。

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沖縄の人はイベント好きだそうで、このコンベンションセンターの稼働率も60%を超えるそう。ただし、来場数は3,000人の集まれば上出来だそうで。今回のフェスティバルは民間主催で、第1回にもかかわらず、二日間で15,392人という参加人数を記録しました。平日・土曜共に、子供連れの若いお母さんから、中年のご夫婦や中高年の女性グループなど、市民の方々で賑わっていました。

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◆沖縄の男性は全国で26位の寿命だった・・・

実は沖縄が長寿の県というイメージと事実は異なっています。
女性は確かに平均寿命がずーっと全国一位(※)なのですが、男性は平成入ってからは一位の座を長野県に譲り渡し、特に平成12年の調査では全国26位にまで落ち、地元でも「26ショック」と言われています。

どうも、夕刻の早い時間から長時間、アグー豚を肴に泡盛を飲み、5分の距離でも車に乗るというライフスタイルが原因のようです(苦笑)。まちのコンビニの、飲料の棚にあるうっちん(ウコン)茶やさんぴん茶(ジャスミン)のラベルにも、「健康・長寿県をとりもどそう」と書いてあるのを発見しましたよ。

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※ 「平成12年 都道府県別生命表の概況」(厚生労働省)

◆多彩な出展者やイベント

とはいっても、豊かな自然や、自然と調和した暮らしや生活文化がまだまだ残っている沖縄です。今回のフェスティバルの展示内容も衣食住から離島暮らしまで幅広いものでした。特産の食材を活かした健康食品や、沖縄発祥のEM(有用微生物群)の「EM研究機構」が。離島からは「NPO法人島の風」(伊是名村)など地元を中心に62社が出展しました。

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またステージも「ねーねーず」など地元ミュージシャンによる唄や三線の演奏など賑やかでした。
そういえば、会場に行くのに空港からモノレールに乗ったのですが、駅に止まるたびに色々な曲が流れるのです。ある駅で「じんじん じんじん 酒屋(さかや)ぬ 水(みじ)くゎてぃ うてぃりよーじんじん 下がりよー じんじん」という曲が流れてきて、ナント高校生時代に学校(私立女子校)の音楽の時間に習った曲でした!じんじんとはホタルのこと。沖縄の童謡です。懐かしかった~ (こういう曲を音楽の時間に教える変わった先生がいたのです。その他にも「カリンカ」や「グミの木」などロシア民謡も習い、皆で歌っていました(笑))

街中でもホテルでも、モノレールの中でも、至る所で沖縄民謡が流れているので、しっかり耳からも沖縄が浸透してしまいした。五感を刺激し続けるのは、効果抜群ですね。

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講演では、那覇市内で統合医療モモクリニックを開業している門馬康二さんによる“保養統合医療”のプレゼンテーションを興味深くうかがいました。砂中浴(さちゅうよく)、琉球舞踊鑑賞、沖縄長寿食、タラソテラピー(海岸線を歩く)などを組み合わせた滞在型のプログラムを開発中ということです。

◆可能性が大きい沖縄ロハス

今回のロハスフェスティバルは地元でオーガニックカフェ&ギャラリー「NOAH」を運営する上地正子さんという30代の女性が実行委員長を務め、多くの協力者を得て開催したもので、市民イベントとしては成功したと言えるでしょう。

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左から。実行委員長の上地正子さん、委員会顧問で琉球大学教授の井波美智子先生、大和田、そしてイデトシカズさん


そして、今後は自治体や商工会とも協力し、ゴーヤ、うっちん、月桃、塩、SPA、EMなど、地域の農産物や自然を活かした健康法や美容法、ライフスタイルを、洗練され、質やデザイン性を高めた提案をすれば、県外からも人の呼べるイベントになることはまちがいありません。

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日の出


『沖縄ロハス』という本が山と渓谷社から出ていました。

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Writing: owadajunko

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