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2007年11月25日

「大地を守る会」が有機和食2号店「山藤広尾店」をオープン

<有機和食店「山藤」広尾店>

「大地を守る会」は、無農薬野菜を広めて30年。全国約25000の生産者と、83000人を超える消費者をつなぎ、安心して食べられる農産物、畜産物、水産物、加工食品などを広く提供しています。

その「大地を守る会」が、2007年11月23日、直営の日本料理店「山藤」の2号店を広尾にオープンしました。前日の試食会にうかがってきましたのでレポートいたします。

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1号店「山藤」を2004年、西麻布に開店し、素材の安全性、質の良さにこだわる「大地を守る会」の食材がコースで食べられる店としての評判も定着し、売上も昨年対比120%増を継続しています。2号店の広尾店は「一品料理で安全でおいしい食材が楽しめる」をコンセプトにしたそうです。

一品料理のため、供給量が少ない食材も利用することができ、例えばモツなど内臓肉の料理や、少量生産の在来品種野菜など希少な食材を提供し、今まで以上に食べ物の“旬”を伝えたいといいます。

広尾店では、特に交流を深めた4産地から主な食材を調達します。

 ・サラダ系の葉物野菜:東京都小金井市 東京有機クラブ
 ・豚肉(バークシャー系黒豚):宮城県大崎市 仙台黒豚会
 ・鶏肉(地鶏のJAS認定を受けたシャモ肉):茨城県行方市 北浦シャモ生産組合
 ・米:新潟県五泉市 神田長平

これらの4産地と共同経営スタイルをとり、店を一緒に盛り上げていくといいます。

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お米の生産者、神田長平さん

オープン前日、メディア向けレセプションでの試食内容は、写真の通りで、おむすび、ほうれん草のおひたし、豚の網焼きブロッコリー添え、シャモの焼き鳥・手羽焼き、焼きカブ、里芋の煮っころがし、ジャガイモの素揚げ。杉の厚いふたの乗ったかまどが目立つ厨房前カウンターに料理が並べられました。

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カウンターもテーブルも岩手県産の”はんの木”

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特製のかまど。ふたは杉で厚さ10センチ。これも岩手県産材

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いずれも素朴な味付けで、シャモは歯ごたえがあり、豚はジューシー。おむすびのお米はかまど炊きで、ほんのり杉の香りがします。
とにかく、食材の由来がわかっているので、安心して食事を楽しめます。

地下鉄の広尾駅から徒歩30秒ですし、店内はシンプルで天然素材が暖かい雰囲気です。
近々友人らと行ってみようと思っています。

◇店名:有機和食山藤広尾店
◇住所:渋谷区広尾5-6-11 ベルナハイツA棟2F (広尾駅から徒歩30秒)
◇席数:22(内カウンター6席)
◇予算:5,000円程度(料理の価格帯:600円~1,000円程度)

Writing: owadajunko

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