TOP » ライフスタイル » おいしい!(食)

2008年05月04日

グリーンウイークの過ごし方はカーボンオフ (5/4)

GWはどのようにお過ごしですか?
今年から、GW(ゴールデンウイーク)をグリーンウイークと呼びませんか?と
小池百合子さんの呼びかけで、キャンペーンが始まりました。
私もその呼びかけ人の一人に名を連ねさせていただいております。
http://greenweek.jp/

私は畑でチンゲン菜を収穫したり、29日は福島県の西会津に行ったりと、グリーンを満喫しています。

P1017047.JPG
アグリス成城のマイ畑。黄色い花をつけているのはサイシンという中国野菜

P1016994.JPG
西会津。田植え前の田んぼでも、カエルが鳴いていました

P1016960.JPG
自生するかたくりの花(左の紫の花)

そもそもゴールデンウイークは経済成長時代に、どーんと休みをまとめて取って、海外旅行やテーマパークに行こう!と、大量生産・消費社会時代に生まれた呼び名です。
今や時代は“多品種少量生産”で“豊かな時間創出時代”に変わりました。ということで、今年からグリーンウイークと呼びましょうというわけなのです。しかも、今年は京都議定書の発効年で、7月には洞爺湖サミットもあります。温暖化防止のために、ライフスタイルを変える、行動を始める年なのです。

旅行のスタイルも随分と変わりましたね。海外に行って、ショッピングセンターでブランド物を買い回り、テーマパークやレジャーランドで遊び、グルメレストランでディナーを取るといった消費型から、今や日本各地の中山間地の農山村を訪問し、田植えや農業を体験し、おばあちゃんたち秘伝レシピーの地元の食材をつかった地元料理を肴に、地元の方々と自家製どぶろくで交流し、そして温泉でじわーっと身体を休める。朝も夜明けとともに起き、鳥の声を聴きながら里山を散歩する。こんな旅が実に豊かだと思うのは私だけでしょうか・・・?


話をグリーンウイークに戻しましょう。5月4日の今日、「赤坂サカス」(最近オープンした都内の新しい再開発エリア)でグリーンウイークのイベントが開かれました。サカスはTBSを核施設に、ショッピングやレストランが軒を連ねています。花を咲かせる、思いを咲かせる、という意味だそうで。一昨年は「丸ビル」(東京駅)、昨年は「ミッドタウン」(乃木坂)と、毎年この時期に新しい商業施設がオープンして人々の流れが変わります。

イベントには呼びかけ人代表の小池百合子さんが登場。私も、4月3日の出版記念講演会にメッセージをいただいたお礼にご挨拶にうかがってきました。

P1017065.JPG

小池さんは、「ECO YURI」ブランドのエコバッグを肩にかけ、愛用のスカーフ(兼風呂敷)を広げて見せてくださいました。そして、
「今年は7月に洞爺湖サミットがあります。京都議定書も今年が発効年。いよいよ5年間でCO2」をどれだけ減らすかカウントダウンが始まりました。
メタボの人が5年間でどれだけダイエットできるか、体重計の乗った段階です。
グリーンウイークをかわきりに、グリーンイヤー、グリーンセンチュリーを創っていきましょう。グリーンウイークがそのアクションのきっかけになればいいなと思います。」と呼びかけられました。

ステージではエコバッグのファッションショーや温暖化防止のレクチャーなどが。展示即売コーナーでは、関東近郊のフードマイレージが少ない農産物の販売や、マイボトルの持参を呼び掛ける給茶コーナーなどがありました。

この給茶コーナーですが、実は「マイボトル」を広める活動として、全国のお茶やさんで始められているものだそうです。スターバックスではコーヒーをマイボトルに入れてくれますが、あれの日本茶版です。「お茶専門店ならではの、ペットボトルとはひと味もふた味も違うおいしさをリーズナブルな価格で堪能できるはずです。」とチラシに書いてあります。知りませんでした。 

P1017044.JPG

ペットボトル入り飲料 → マイボトルへ。 
全国の給茶スポットMAPがあるそうです。
http://c11po2lc.securesites.net/cafe/

それで、参加しているお茶やさんに行って「給茶お願いします!」と言ってくださいというのですが、“給茶”って言葉、給油とか、サービスエリアに置いてある給茶機を連想して、あんまりおしゃれじゃないですよね。カタカナにすればいいってものでもありませんが、ティーサーバースポットとか、何か良い呼び名はないでしょうか・・・?

それから農産物コーナーでの発見は、7種類の地大豆からつくった「納豆」でした!!
納豆に定番で使われている大豆は「こすず」「すずひめ」という大豆で、その他に「小糸在来」(千葉)、「秘伝」(山形)、「紅大豆」(山形)、「祝黒大豆」(北海道)、「茶豆」(秋田)という7種類です。セットで1,100円でした。ごらんください。色も大きさも様々です。
残念ながらホームページは制作中のようですが、日本のベーシックな食材を提供するブランド「雑That’s(ザッツ)」のものです。きっと雑穀から取ったネーミングでしょうね。注目したいブランドです。

P1017067.JPG

P1017076.JPG

この納豆、昨日、梅ヶ丘のこだわりの酒屋さん「なかます」で買ってきた神亀酒造(埼玉)の「手造り純米酒 しんかめ」のツマミにピッタリのはず。お米は山田錦、五百万石、美山錦だそうで。精米歩合60%。私は淡麗辛口とか、フレッシュでフルーティーな吟醸香を持った日本酒は好みではなく、「米の旨味とコク」のあるものが日本酒の原点ではないかと、そんな私好みの「しんかめ」です。
神亀酒造のホームページもありませんが、検索すると色々出てきます。

いつもお酒のこととやオツマミのことが出てきますね、とよく言われます。(笑)年齢のせいか、イタリアンとか、焼肉より、すっかりこういう地元食系のものが気になって仕方がない今日この頃なのです。

話をグリーンウイークに戻しましょう。
ということで、これからは、マイ箸、マイボトル、そしてエコバッグの三点セットは必携ですね!

グリーンウイークが終わっても、これからの休日の過ごし方は“カーボンオフ・ウイークエンド” (CO2をなるべく出さない休日のスタイル)をということで、

・車ではなく電車や自転車ででかける
・エコツアーに参加する
・国内の田舎巡りをする
・近くの農村を訪ね、直売所で地元の農産物を買う
・手作り料理持ち寄りホームパーティをする
・グリーンウイーク宣言をする。(一宣言で1kgカーボンオフセットするそうです。)

ぜひ、あなたも宣言をしてくださいね。
http://greenweek.jp/

Writing: owadajunko

↑ページの先頭へ

関連書籍・メディア

お問い合わせ

企業・個人からの個別相談・コンサルティングを承っています。お問い合わせは下記フォームからお願いいたします。


ドキュメンタリー映画「幸せの経済学」