2008年06月01日
農作物の自給自足に向けて
去年の春から成城の畑「アグリス成城」で始めた野菜づくりも、2年目の今年は同じ2坪でも、かなり真剣に、本格的に取り組むようになってきました。と言っても、私はなんだか忙しくてあまり行けず、もっぱら夫が担当です(笑)
今日も、3/18に植えたジャガイモ(きたあかりと、インカのめざめ)が6/1の今日、それぞれ4キロほど収獲できました。
奥に生えているのはポロネギ
夫は書物を通じた学習だけでなく、さらに本格的な自給自足に向けた農産物生産に関する学習も行おうと、千葉県のくりもと地球村の合宿「赤峰勝人の百姓塾」に参加したり、6月からは「NPOえがおつなげて」が開催する15回講座の「新・百姓塾」にも参加することに。
5/31、同団体が北杜市から運営を委託されている「みずがきランド」と、その近くのファームに行ってきました。
都市農山村交流センター「みずがきランド」。温泉もあります。
同団体のWEBサイトによれば、「新・百姓塾」は、新規就農や半農半Xによる農的暮らしに関心のある都会人のための体験プログラムです。
年間を通じた農業体験と地元の方々とのふれあいを通して、農業スキル+農村でのコミュニケーションのしかた+保存食や暮らしの智恵を学びます。
開墾から収穫・加工までの“農の循環”と、山や川など周辺自然環境との“密接なつながり”、農的暮らしからうまれる“昔ながらの智恵や豊かさ”を充分に味わっていただくとともに、農的暮らしへのスムーズな移行をお手伝いいたします。 」
まさに、うってつけのプログラムです!
「みずがきランド」の前を流れる清流
この「新・百姓塾」、15回参加した人(先着10人)には、来年無料で畑も貸してくれるとか・・・
ちなみに場所は山梨県北杜市の限界集落、増富。中央高速で須玉ICから40分ほどの、甲斐駒ヶ岳国立公園エリアです。近くにはみずがき湖や、ラジウム鉱泉の「増富の湯」などもあります。
小淵沢や清里なども1時間圏内です。
標高は1400メートルあり、右にみずがき山、左に南アルプスと、素晴らしい景色です。
霧のみずがき湖
内閣府の調査(H17年)によれば、「都市と農村の共生・対流というライフスタイルを実践したいという願望がある」と答えている層は、20代と50代で高く、それぞれ35%程度にのぼっています。さらに「定住したい」という願望も、20代、50代で30%を超えています。
このNPOえがおつなげての活動に参加するボランディアの人たちも、この層が多いそうです。
最近は、企業の畑というものもあって、北杜市と企業とNPOが三者間契約をして畑を貸し、社員やその家族が農業体験をしています。
オーガニックスーパーの「マザース」の畑や、洋菓子、和菓子店の畑もありますが、今年春からは伊藤忠の畑もできました。伊藤忠の畑についてはまた別途レポートしますが、このような活動を通じて、NPOえがおつなげてでは、3haの遊休耕作地を再生させたといいます。
マザーズの畑。トウモロコシの苗が
都市と農村の交流の先進事例の一つです。
「新・百姓塾」は、単発での参加も可能です。私も秋の山菜とり・山菜料理づくり、味噌づくり、保存食づくり(切干大根、野沢菜漬け)に参加するつもりです。
味噌や米は自宅に備蓄していこうとも考えています(笑)
ちなみに米は今年、西会津、つくば、鳴子(宮城県)の三か所の農家に生産を委託しました。同じ買うなら農法やプロジェクトの内容に共感したものを応援したいと思うからです。
代々種継ぎされてきた地大豆「北杜の青大豆」。これを原料に味噌を作ります!
Writing: owadajunko