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2009年03月17日

都市農村共生社会への序章 「田舎で働き隊」始動!(3/17)

ここのところ、都市農山村交流や農商工連携事業に関連するイベントや研修会のお手伝いが続いています。

関東ツーリズム大学 「田舎で働き隊」

3月15日は農水省の「田舎で働き隊」事業(NPOえがおつなげて・関東ツーリズム大学)の第一回研修会があり、こちらも研修会のお手伝いで参加しましたが関東圏8拠点90人の研修生が一堂に集まり、各地へと旅立っていきました。

16~67才。男性女性。中にはメキシコの方も。高校生、大学生、3月末で解雇される人、いわゆる派遣切りに遭った人、ひきこもり、NPO職員、主婦、OL、定年退職者、新規就農を希望している人など、実に多彩でした。

かつて地方から集団就職してきた若者、
そして、今、多様な人々が田舎に向かう・・・ そんな光景でした。
時代も政策も確実に舵を大きく切っていることを感じます。

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研修会場を後にし、各拠点に向かう研修生の皆さん

※後日談です。昨日4月15日、増富キャンパスでの研修生の様子が「ウオルストリートジャーナル」に掲載されました。現地でえがおファームを管理している小黒さんが同地に住み、農業を始めた経緯も紹介されています。


北杜市企業のはたけ倶楽部

また、今日(3月17日)は国交省の補助事業である「北杜市企業のはたけ倶楽部」マッチングツアーに、LBA会員企業10社および三菱地所グループ等の会社の方々と山梨県北杜市内の3カ所の農地を視察してきたところです。
来年度は山梨県全域でも企業の畑モデル事業が始まるようです。

企業のはたけ倶楽部ホームページ

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視察先の一つ。北杜市の限界集落増富。遊休農地3haが蘇って

田舎で働き隊の拠点の一つである北杜市須玉町増富にも今日立ち寄ったのですが、「働き隊」の皆さんが今日は開墾をしていたので、ミニ体験(ほんの10分)をしたり、

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皆で力を合せてススキの根を掘り起こす

須玉インター近くの江戸時代の古民家の改修現場も見てきました。
古民家のリノベーション。まだ2日しか経っていないのに、畳は撤去され、トイレ、浴室の床にはコンクリートが流し込まれ・・・ 2週間後には見違える姿になりそうです。

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畳も撤去され

田舎で働き隊の成果報告会が3月31日に開かれます!古民家のビフォアー、アフターもスライドで報告されるでしょう!楽しみです。都市農村交流のコンセプトは、やがて都市農村共生社会の実現へと展開されていくことが予感されます。 (3月17日 白州の宿にて)

Writing: owadajunko

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