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2009年12月29日

京都錦小路に正月の食材を買いに

今年もあとわずか。
12月22日はNHKに金子美登さんが登場する「プロフェッショナルの仕事の流儀」(1/5放送予定)の収録の様子を見に行った。

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翌23日は、小川町の営農センターで開かれた「霜里農場」金子夫妻結婚30周年の集いに参加。全国から100人ののぼる元研修生、地場産業、消費者の方々など。一品持ち寄りスタイルで、様々な手料理が並んだ。会場は、30年前に金子夫妻が結婚式を挙げた場所だという。しあわせなに満ちた集いだった。

そして、27日は京都へ。NPO有機農業技術会議理事長で農学博士の西村和雄先生と西辻さんのお話をうかがいに。西村先生のお弟子さんの一人が株式会社マイファーム代表取締役の西辻一真さん。都市近郊の耕作放棄地を菜園に再生させる事業で、今年のエコジャパンカップ、ベンチャー部門で大賞を受賞した。まだ27歳だ。

錦小路でお買い物

京都に行くからには、たまにはお楽しみも、ということで錦小路へ。地下鉄四条駅で降り、徒歩数分のところにある。四条通りと並行に一本北側に位置する通り。390メートルに渡って新京極まで続き、商店街振興組合に属する店舗は126店という京都の台所。
けっこう混み合っているが、商店の人によれば、「明日(28日)からもっと混みますよ。」

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※錦小路 http://www.kyoto-nishiki.or.jp/

京野菜の「かね松」にて、いろいろな野菜を見て、オリジナルのほうじ茶、梅干し、ちりめん山椒を求める。いずれも無添加。

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最近、ほうじ茶を飲んでいます

続いて、うなぎの「大國屋」。いろいろな産地の天然鰻の蒲焼きが並んでいる。

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そこで見つけたのが「ぶぶうなぎ」。お茶漬け用うなぎの山椒煮だ。同封されていた能書きには

 「ぶぶうなぎ 

 石麻呂に吾物申す 夏やせに吉と言うものそ うなぎ取りめせ

 ええうなぎを備長炭でこんがり焼いて 
 ずーと昔からのタレに北山の山椒の実をたして
 ながいことたいた山椒うなぎ 食べはるときは、1センチぐらいに切らはって
 お茶漬けにしゃはったり お酒の肴にしゃはったり
 熱々のご飯にのせたりしゃはる
 お粥さんもおいしいし おにぎりに入れるのもおいしいおす
 ぶぶづけにしゃはるときは 細くしゃはった山椒うなぎに 
 京のあられ処橘屋のぶぶあられを乗せて 
 宇治の丸久小山園の特製お茶づけのお茶をかけるのがいちばんええ」
 (読みやすいように、一部、漢字をひらがなに。ひらがなを漢字にしました。)

ぶぶうなぎ、あられ、お茶のセットもお土産に好適。(セットで1500円位)

※大國屋(うなぎ、川魚) http://www.bubu-unagi.com/

その他、鴨ロース煮やお麩、和菓子を買って、つきあたりの錦天満宮でお参りした。
それから地下鉄に乗って隣の五条駅下車。マイファームに行き、西辻さんと、西村先生の取材。西辻さんは「オルタナ」1月号農業特集のインタビュー。西村先生は、霜里農場本関連で、日本の有機農業の技術面の課題と展望をうかがった。先生ご自身は京都の山村で晴耕雨読の日々だとか。新著『おいしい、ほんもの野菜を見わけるコツ百科』を頂戴する。慣行農法、有機農法、自然農法を比較した「栽培体系の分類と特徴」という表があって、とてもわかりやすい。

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西辻さん、西村先生と


自宅に帰ると西会津ローカルフレンズから「西会津発 んめぇ~宅配便 冬号」が届いていた。『美味サライ』冬号に載せた郷土料理、こづゆや山菜おこわの具、こごみの水煮、ささぎ豆のふっくら煮なども入っていて嬉しい。季節のおすそ分けはメンバーの皆様手作りのミニ松飾。少し早めの春が来た。

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こんな料理ができるはず(9月の取材時に撮影)

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ミニ松飾り。良い年をお迎えください

Writing: owadajunko

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