2010年04月07日
【募集】限界集落の耕作放棄地再生 【開墾スタディツアー】(4/24~25)
「開墾村」開村記念 NPO農商工連携サポートセンター主催
“開墾で開魂”
限界(集落の耕作放棄地再生 「開墾スタディツアー」(4/24~25)
山梨県北杜市増富で開催決定!
◆ 草食系男子も、開墾女も。この春は開墾体験からスタートしよう!
「【大地力】がアップしたという言葉がしっくりくると思いました。
普段、大地に触れることが全くない僕が、陽に浴びて、土を嗅いで、風に揺られて、そんな1泊2日を過ごして、人が、本来持っていたんだろう「大地と向き合う力」を充電することができたと思いました。」
(20代男性、会社員)
これは、開墾を初めて体験した男性の声だ。
かつて農地だった、今は荒れ果てている耕作放棄地。調査によれば、全国に38万haあるという。こうした耕作放棄地を開墾し、再び農地として再生させているNPOがある。それは、山梨県北杜市の限界集落「増富」で活動するNPOえがおつなげてだ。
増富は、地域内にある9つの集落すべてが、65歳以上の人口が6割を超える限界集落だ。農地の約2/3が使われなくなってしまった。NPO法人えがおつなげてが、この地域で活動を始めて6年が経過し、都市部からやってきた学生や若者、食品加工会社の社員など、延べ500人以上のボランティアの力によって、ススキが生い茂って荒れた畑が開墾され、3.5ヘクタール、(東京ドーム野球場約3個分の面積)が農地として復活した。
青大豆畑に蘇った
代表の曽根原久司は、自ら14年前に東京から北杜市に移り住み、2ヘクタールを開墾し、米や野菜を自給する生活を始めた。そして、2002年から増富で限界集落の再生に取り組んでいる。こうした曽根原さんの豊富な開墾体験を元に、NPO農商工連携サポートセンターが、開墾の作法を『開墾マニュアル』としてまとめるプロジェクトを進めている。
スタディツアーの主催団体である「NPO農商工連携サポートセンター」は、大塚洋一郎が、人生の後半を地域を再生する活動に捧げたいと、昨年7月に経済産業省を辞めて立ち上げたNPO法人だ。そして、大塚を最も感動させた、転機のきっかけとなったのが、増富での開墾体験だった。数度の開墾を経て、このたび、「開墾村」を村開きすることとなった。今回のツアーは、その記念すべき開村式でもある。
開墾ツアーに参加した、開墾体験者は言う。
「開墾の面白いこと!!!
目の前にある根っこを、皆と協力しながら黙々と作業し、抜けた時の達成感。
あんな風に力を思いっきりこめて、何かと格闘することも普段の生活ではないですよ~。
土と触れることや、思いっきり力をこめたり、身体中がヘロヘロになって脱力したりもすることで、どんどん素の“シンプルな野生”に戻っていく感じでした」(40代女性、フリーライター)
・開墾て何?
・耕作放棄地ってどんなところ?
・どうやって限界集落を再生させているの?
・どうも最近カラダを動かしていない、汗をかいていない
・なんだかモヤモヤしている
そんなあなたに、ぜひお勧めしたいのがこの「開墾スタディツアー」だ。
今年の春は開墾から! さあ、開墾に行こう。
◆ 開墾の魅力 ―自分の中の大地力が目覚め、細胞が蘇る
「いつのまにか下火になってしまっていた自分の世界を広げようとする開拓心、“開墾魂”に、はげしく火がついた思いです。」(20代男性、プランナー)
「細胞が悦び再生できる時間を過ごせました。
温泉のように、湯上り効果が「開墾」にはあるようです。なんか一日経った今でもホコホコしています。」(40代男性、企画会社経営)
これらは開墾ツアーに参加した都市居住者の感想だ。
そして、スタディツアー企画者の一人である山名清隆(日本愛妻家協会事務局長/NPO農商工連携サポートセンター理事)は言う。
「耕作放棄地は、かつて家族で耕し、豊作を喜んだ幸せの記憶が眠る場所。その土地の記憶をもう一度よみがえらせたい。そして、耕作放棄地は、経済最優先できた日本社会の忘れ物。農業・農村を放棄してきた私たちが解決すべき問題。」 自ら開墾体験を通して“内なる忘れ物”に気づいたと。 深い・・・
そして、大塚洋一郎は熱く語る。
「私たち都会人は普段、左脳をすり減らし、ストレスに押しつぶされそうになっています。本物の自然の中でたくさんの仲間とする開墾は左脳を休め、右脳を使います。
すると翌朝は摩訶不思議、前頭葉が活性化して、あとからあとからアイディアが溢れ出てきます。本当ですよ。皆さん、騙されたと思って開墾をやってみてください。決して後悔しませんから。」
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【「開墾スタディツアー」 プログラムとスケジュール】
◆ 開墾活動6年。人力開墾発祥の地、限界集落「増富」で直伝
「開墾スタディツアー」は、開墾伝道師 曽根原久司の活動拠点、山梨県北杜市増富(黒森集落)で開催される。これまで数回にわたり、試行されてきたツアーを踏まえ、プログラムを練り直してきた。今回のスタディツアーは、それらのエッセンスが凝縮されている。土地の力、地域の人々、そして他の参加者と共に、新たな学びを得よう。
2010年 4月24日(土)~ 25日(日)
〈24日〉
8:00 新宿駅西口集合、出発 (貸し切りバスにて、山梨県北杜市増富へ)
11:30 プログラム1. 新緑あふれる「瑞籬山公園」で充電
※瑞籬山の麓、パワースポットで気を整え、瞑想。新緑パワーで充電。
水晶の山。瑞籬山
新緑のみならず、今年は桜も歓迎してくれるらしい
12:00 昼食 (お弁当は各自持参)
13:00 五郎舎着
プログラム2. ショートレクチャー 「耕作放棄地の再生」
13:30 着替え、移動
14:00 プログラム3. 開墾村 開村式
「開墾心得5箇条」直伝 小黒裕一郎さん(えがおファーム 農場長)
開村宣言 大塚洋一郎(NPO農商工連携サポートセンター 代表)
かつては田んぼだった
14:30~16:30
プログラム4.農作業体験 開墾村ファームにて畔づくり
看板作成・設置
16:45~17:45 入浴(みずがきランド/五郎舎)
18:00 夕食&交流会@五郎舎
プログラム5.開墾トーク「古今東西の開墾名言に学ぶ」
〈25日〉
6:00~7:00 朝のボディワーク(自由参加)
7:00~8:00 朝食
9:00~11:00 プログラム6. The 開墾
抜根は、大地との綱引き
11:00~12:00 プログラム7.ふりかえりワークショップ 「開墾で何が変わったか。これから私にできること」
12:00~13:00 昼食
13:30~14:30 プログラム8. ラジウム温泉で元気! 増富の湯
14:45 増富の湯出発(貸し切りバスで東京へ)
18:00 新宿着、解散
【受講料】 一人2万円
(一泊3食、交通費、入浴料、講座受講料、資料代含む)
【主催】NPO法人農商工連携サポートセンター
【企画・運営協力】NPO法人えがおつなげて/一般社団法人ロハス・ビジネス・アライアンス
【旅行企画・実施】富士急トラベル株式会社
(観光庁長官登録旅行業第101号、日本旅行業協会(JATA)会員)
【場所】開墾村ファーム(山梨県北杜市増富・黒森)
【募集人数】 30人定員(最低催行人員 20人)
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◆ カラダと右脳・左脳を使う“潜在能力活性”プログラム
このスタディツアーには8つのプログラムが盛り込まれている。これらを通じて、1年の英気を養って欲しい。いや、この開墾体験をきっかけに、人生までもが変わってしまうかもしれない・・・ 大塚や、山名がそうであったように。
<元気を養う8つのプログラム>
プログラム1. 新緑あふれる「瑞籬山公園」 でパワー充電
プログラム2. ショートレクチャー 「限界集落、耕作放棄地の再生」
プログラム3. 開墾村 開村式 「開墾心得五箇条」
プログラム4. 農作業体験 開墾村ファームで田のあぜづくり
プログラム5. 開墾トーク 「古今東西の開墾名言に学ぶ」
プログラム6. 「The 開墾」 開墾の醍醐味を体験
プログラム7. ふりかえりワークショップ 「開墾体験で何が変わったか」
プログラム8. ラジウム温泉で元気! ラジウム温泉で自然治癒力を高める
<こんな効果が期待できる>
・ココロとカラダをフル活用。
特に右脳、左脳を使うことで、潜在能力が活性化する
・異業種の開墾人(カイコニスト)との出会いがある
・限界集落の耕作放棄地の開墾を体験できる
・第一線で活躍しているクリエイターの仕事ぶりに接することができる
・新緑パワー、ラジウム温泉パワー、そして開墾パワーで英気を養う
<スタディツアー同行者>
東京から私たちが同行します。
【大塚洋一郎 (おおつか・よういちろう)】
NPO農商工連携サポートセンター 代表理事/開墾ナビゲーター
昭和29年、東京生まれ。北海道大学工学部原子工学科(修士課程)を終了し、昭和54年、科学技術庁に入庁。科学技術庁国際課長、文部科学省海洋開発課長、宇宙開発利用課長などを歴任。平成19年7月より経済産業省大臣官房審議官(地域経済担当)として企業立地、ソーシャルビジネス、農商工連携などの地域活性化施策を担当。農商工連携促進法の制定には当初より参画。農商工連携に関する講演多数。平成21年7月、新しい日本の農業のため農商工連携促進をライフワークとして取り組むことを決意、公務員を退職し、NPO法人農商工連携サポートセンターを設立。
【大和田順子 (おおわだ・じゅんこ)】
一般社団法人ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)共同代表/NPO農商工連携サポートセンター 理事。東急総合研究所、ザ・ボディショップ、イースクエアなどを経て、2006年4月に独立。2002年日本に初めてLOHAS(ロハス)を紹介。人、地域、社会の健康を志向する新しい価値観LOHASを、ビジネス、地域活性化に活用し、持続可能な社会の実現に情熱を傾けている。「eco japan cup 2007」において環境ビジネスウィメン賞受賞。環境省等各種委員を務める。近著『ロハスビジネス』(朝日新書)。立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科 「コミュニティ・ソリューション演習」兼任講師。
【宮原元美(みやはら・もとみ)】
元祖開墾女。『開墾マニュアル』出版プロジェクト編集長。株式会社リンカ 代表取締役。株式会社ミヤケン 取締役。聖心女子大学卒業後、タイにてイタンーンシップ(日本語教師)、帰国後は編集プロダクション、アパレル、不動産業を経て現職。自身のアトピーをきっかけに食から農に興味を持つ。現在、農的ソーシャルデザインを掲げ、農・食・住、周辺のコンサルティング、企画、コーディネート、講師などを務める。既存賃貸物件に農のある暮らしを提案する「畑箱」サービス等の企画を進めている。
【クリエイティブチーム】
その他、ツアーには『開墾マニュアルブック』制作プロジェクトのメンバーも参加する。CM制作や地方活性化を手がけるクリエイティブプロダクション「アストラカン」社長の有澤卓也をはじめ、開墾マークをデザインしたデザイナー田中和行。また、開墾の様子を撮影するのは映像のプロ、山下治城だ。
こうしたクリエイター達のプロフェッショナルな仕事ぶりに接することができるのも、このツアーならではだ。
<現地でお待ちしているのは>
【曽根原久司 (そねはら・ひさし)】
NPO法人えがおつなげて 代表理事/NPO農商工連携サポートセンター 副代表理事/関東ツーリズム大学事務局長。長野県出身、東京の大学を卒業後、フリーター、ミュージシャンを経て、経営コンサルタントの道へ。銀行などの経営指導を通して日本の未来に危機を感じ、その救済モデルを創造すべく、東京から山梨の農山村地域へと移住。農業・林業をしながら“村・人・時代づくり”をコンセプトに都市農村交流活動を実施。山梨県北杜市の限界集落増富の耕作放棄地3.5haを再生。「第一回オーライ! ニッポン大賞ライフスタイル賞」受賞、内閣官房都市再生本部が選定する「地域活性化伝道師」でもある。農商工連携マネジメントコーディネーター育成講座「えがおの学校」なども開催。
◆ 「開墾スタディツアー」お申し込み、お問い合せは
定員は30人 ※申込締め切り 4月21日(水曜)
お問い合わせ、お申し込みはNPO法人農商工連携サポートセンターへ。
Tel.: 090-1106-0182 Fax: 03-5259-8024
E-mail: otsuka@npo-noshokorenkei.jp
※スタディツアーお申し込みフォーム http://www.npo-noshokorenkei.jp/inquiry/sonmin1004.html
この開墾マークが目印!
Writing: owadajunko