2010年09月21日
第10回「オーガニックEXPO」始まる!(9/21)
いよいよ本日から始まりました。「オーガニックEXPO」。ツルネン・マルティさんやオーガニックコットン協会副理事長、渡邊智恵子さんらによるテープカットで開幕しました。
第10回目の今年は17か国から250を超える出展社で賑わっています。特に今年は農水省の補助事業として「有機農産物マッチングパビリオン」が開催され、全国から22の生産者・産地が参加しています。
主催者のビオファジャパンによれば、日本の国産および輸入有機食品販売額は1500億円を超え、また、低農薬栽培のグリーンフード市場は6000億円と試算されています。
会場内で目立つのはオーガニックコスメゾーンです。国内外のオーガニックコスメブランドが44出展。日本を含めアジアでは二桁の伸びを続けています。ヨーロッパでは自然化粧品の国際的な規格の策定も始まっています。
ファッション分野ではオーガニックテキスタイルの収穫量が増えています。一般の綿1kgを生産するのに6kgの農薬が使われていることを知ると、多くの消費者はオーガニックコットンへの共感を示します。GOTS(ヨーロッパオーガニックテキスタイル規格)を取得している企業は2006年には26社でしたが、2010年には2,800社に達しています。
「有機農産物マッチングパビリオン」の推進委員会のメンバーには、ビオマート、ナチュラルハウス、セルフサービス協会、そして生産者としてさんぶ野菜ネットワーク、NPOえがおつなげてさんに参加いただいています。
生物多様性年の今年、パビリオンには10万羽のマガンが飛来する蕪栗(かぶくり)沼のある宮城県大崎市から「ふゆみずたんぼ米」が。炊きたてのお米はもちろん、そのお米から作られた一の蔵酒造の日本酒や、精華堂あられの試食もできます。
そしてコウノトリの復活で有名な兵庫県豊岡市も出展されています。今日は中貝市長も来場し、自らはっぴを来てアピールされていました。豊岡市では慣行農法から転換する農家も増えているそうです。
Writing: owadajunko