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2005年09月23日

LOHAS水先案内人を育てる

ここに来て、LOHAS関連の人材を育てようというセミナーが相次いで始まる。その代表的なものが10/6から始まる、NPOローハスクラブが主催の「LOHASアカデミー」LOHASコンシャルジェ・ライフスタイリストコースだ。同NPOは昨年春に活動を始め、主にLOHASに関する情報の提供を、WEBサイトを通じて行ってきた。今年に入って、LOHASを普及させる人の育成という観点から、「LOHAS講座」を7/2と9/10の2回開催した。いずれも盛況で100名近い参加者が集まった。そして、10/6スタートのライフスタイリストコースでは、国内6回と海外4日間の研修で、LOHASコンシェルジェ資格が取得できるという。

ロ-ハスアカデミーの開講趣旨によれば、「20世紀は便利で快適な生活を実現した世紀でした。しかし、21世紀を迎え、環境・生活・エネルギー等、いろいろな分野で持続可能への転換を迫られており、人々のライフスタイルも見直しを迫られています。現代の暮らしのレベルとクオリティを維持しながら、環境・自然・ハイテク・健康・文化・精神・のバランスのとれた生活を営むことが求められているのです。
ライフスタイルが変わると好まれる商品も嗜好も変わっていきます。このことは売れる商品が変わり、食事や時間の過ごし方も変わってくるのです。

ファッション分野で働く人、食品分野で働く人、健康産業で働く人、環境関連で働く人、金融関連で働く人、いろいろな分野の方にLOHASのLifestyle、LOHAS Spirits、LOHAS Wayを知ってもらい、ご自分の分野で利用・活用・実践して頂くことが新しいライフスタイルを創造して新しい流れを作っていくことにつながります。LOHAS アカデミーでは、全く新しいコンセプトとカリキュラムで受講者の皆様にこれを体験習得していただき、新しいスキルとして今後に役立つよう願い、LOHAS アカデミーを開講いたします。」ということだ。

国内で行われる6回の講座では、概論にはじまり、5つの分野(持続可能な経済、健康的なライフスタイル、オルタナティブへルスケア、パーソナルデベロプメント、エコロジカルライフスタイル)について、水先案内人として必要な知識、考え方がレクチャーされるという。第二期も1月に開講予定だが、各50名、いずれも定員になっているという。来年3月、LOHAS発祥の地、コロラド州ボールダーで社会学者ポール・レイ、「LOHASジャーナル編集長」フランク・ランペ、LOHAS企業の代名詞GAIAMの視察など、密度の濃い海外研修が組まれている。

ロハスというキーワードが注目を集める中、日本にLOHASビジネス、LOHASライフスタイルを定着させるためには、エバンジェリスト(伝道者)の育成がキーになることはまちがいない。

Writing: owadajunko

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