2007年07月14日
16,000株のブドウ畑、そして栗の花咲く小布施
2007年6月下旬に長野県飯縄高原に「サンクゼール」さんを訪問してきました。
長野発のロハスなファッションブランド「ECOMACO」のデザイナー岡正子さんのご案内で、「サンクゼール」さんそして、小布施の「小布施堂」さんにおじゃましてきました。
執筆中の新書の取材でしたが、素晴らしい経営者と素晴らしい商品、そして素晴らしい場所でした。そこでしか味わえない空気、緑、味、そこでしか聞けない話が沢山ありました。
それはまるでフランスの田舎のような
「サンクゼール」の敷地内には、16000本のブドウが植えられた丘、ワイナリー、レストラン、広い庭、そして教会もあるのです。レストランにはご夫婦やご家族でお誕生日会などを祝う姿がよく見られます。
秋には葡萄酒づくりのツアーもなさっているということです。
◆栗の町、小布施
飯縄高原から車で30分ほどのところにある小布施ですが、初めてうかがいましたが、驚きました。
http://www.e-obuse.com/shop/obu/index.html
栗菓子の小布施堂はもちろん有名ですが
http://www.obusedo.com/
同社が経営する枡一酒造も、雰囲気たっぷりの店でした。
http://www.masuichi.com/
敷地内にある栗の木もちょうど花をつけていて、青い匂いがしていました。
そして9月にオープンする宿「枡一客殿」。今回、ここに泊めていただきましたが、蔵を長野市内から移設し、3つの蔵を改造し、つないで作ったという、これまでに無い空間です。
http://www.obusedo.com/shop.html#s05
ロビーから見える中庭の池
夜は敷地内にある桝一市村酒造場の酒蔵の一部を改装して作った和食レストランで。
朝は洋食レストラン。焼きたてのデニッシュや地元の林檎ジャムなど、最近泊まった国内外のホテルで最も秀逸な朝食でした。
文化を語ろうと、主の市村さんは月に一回、全国から文化人を招いて「小布施ッション」というトークイベントもなさっています。
http://www.obusession.com/next/index72.htm
毎月ゾロメの日に開催です。
英語Obsessionの意味は、取りつくこと。強い思い、意欲、こだわり。
通常の「Obsession」には「u」が入りませんが、小布施で使う「Obusession」には「u」が入っています。この「u」=「you」、つまり「みなさん、あなたがた」が必要という意味も含むんだそうです。
まちの個性、産物、人を活かした、ロハスなまちづくりのモデルケースとも言える場所でした。
※ECOMACOレポート↓
http://www.owadajunko.com/archives/2007/05/post_56.html
Writing: owadajunko