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2008年06月21日
ボールダーの朝はヨガ&ウオーキングで (ロハス会議雑記)
第12回ロハス会議(LOHAS12)で、コロラド州ボールダーに来ています。4月に次いで今年は2度目の来訪になります。
この季節のボールダーは晴天が続き、湿度も無く、とても爽やかです。
過去4年間はロサンゼルスで華やかに行われてきたロハス会議ですが、久々に今年はロハス発祥の地ボールダーに戻ってきました。
アメリカも企業がこぞってグリーンを強調する時代になり、グリーンウオッシュ(表面的に環境にとりくんでいること)も横行しています。ロハス会議に参加してきた企業や団体としては、それらとは一線を画し、オーセンティックにいこうじゃないか、ということで原点に立ち戻った印象です。
会議の詳細は徐々に報告するとして、今年会議の会場になったのは、「ST JULIEN」(セントジュリアン)という市内で最もランクの高いホテルでした。会議の朝は、ヨガで始まります。昨年とその前の年はビリーのハードなエクササイズでしたが、今年はオーセンティックにロドニーでした。「地球とつながっていることを、意識してください。足の裏からエネルギーが入ってきて、ハートにとどきます。」と、地球とのつながりを繰り返し言います。
前列:秋元さん、伊藤さん 後列:井手さん、ロドニー、コリーン
伊藤さんはLBA会員でECホールディングス取締役。スタジオヨギーの立ち上げにも参画したキャリアをもち、今でもヨガを続けているそう。20年続けた柔道着で参加し、注目を集めていました。
私は、一日はロドニーのヨガに参加しましたが、あとは毎日朝の散歩を楽しんでいました。
ホテルの裏手にある図書館の近くにそのジョギングコースはあります。何しろ時差で夜中の2:30頃には目覚めてしまいますので、そのまま色々資料の整理などをしていると、4:30頃から白んできます。ボールダーのシンボル、フラットアイロンの斜面もだんだんと明るくなってきます。5:30ともなれば、間もなく日の出ということで、散歩にでかけました。
ジョギングコースと自転車専用道路は川沿いに作られています。犬の散歩、朝のジョギング、そして7:30頃からは自転車も増えてきます。川は「アドプト運動」でメンテナンスされ、ゴミ一つ落ちていない状態です。川沿いに歩いていくと、リスや様々な小鳥に出会います。
石の上にリスが
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会議が終わると、中庭でレセプションがあります。ワイン片手に皆さん活発に交流しています。
晩は、歩いてすぐの「パールストリート」に食事にでかけました。自動車の入らない歩行者専用の商店街で、にぎわいのある中心市街地の成功例として有名です。オーガニックレストランでは「キッチン」や「サンフラワー」が人気です。和食なら「すしざんまい」がお勧めです。
以前から気になっていた「サンフラワー」に行ってみました。地元でとれた、オーガニックインゲンは新鮮で甘みがあり、日本の野菜のようでした(笑)。
食前酒には最近人気の「Mohito」(モヒート)、テキーラにミントの葉、果物(パイナップル、ストロベリーなど)を入れたカクテルにしてみました。
ボールダー在住のグッドマン夫妻。エコツアーやホームステイのコーディネイトをされています。
会議会場に会いに来てくださいました。トモコさんの案内で「サンフラワー」に。
金曜の晩のパールストリートは地元の若者や観光客で賑わっています。普通のバンドはもとより、ピアノ、バイオリン、ディジリズドゥー、ハープなど様々な楽器を弾いている人がボールダーらしいと感じます。大道芸人も楽しませてくれます。
ボールダーでは、水曜と土曜は市内でファーマーズマーケットも開かれています。近所の農家から新鮮でオーガニックな野菜を入手することができ、人気だそうですよ。
(2008年6月20日)
投稿者 owadajunko : 18:30
2008年06月03日
石見銀山の生活文化、暮しをデザインする「群言堂」
『ロハスビジネス』共著者の水津陽子さんと石見銀山&「群言堂」さんに行ってきました。
服飾雑貨メーカー「群言堂」については『ロハスビジネス』(P175)に水津さんが書いてくださっていますが、代表の松場登美さんは、ここ石見の古い町並みの中で暮しながら、田舎の暮らしにこだわった物づくりをされています。
今回は、江戸時代の武家屋敷「阿部家」を改修した家に泊めていただきました。
大森のまちに蘇った「阿部家」
◆ 世界遺産 石見銀山のあるまち
群言堂のある、石見銀山は昨年世界遺産に登録されたことで、一躍その名を知られるようになりましたが、島根県大田市大森町は人口430人の小さなまちです。
出雲空港から車で90分、あるいはJR山陰本線大田市駅から車で20分ほどのところです。銀山が活況を呈していた江戸時代には、20万人が住んだといいます。
銀山川に沿った街道には、武家屋敷や神社などが点在し、江戸時代の面影が残っています。
杉の壁板の塗料は柿渋、ベンガラ、炭
石州瓦の屋根
群言堂は、松場登美さんが夫の大吉さんと協力してつくりあげたもので1981年に「BURA HOUSE」と名付けた和風パッチワークのポーチやエプロンを制作・販売したことから始まりました。
87年には「石見銀山の地域性を売る」ことをコンセプトに据え、地元の主婦やおばあさんが作った草履や竹かごや生活道具、パッチワーク製品を扱うことになっていきました。
89年に小売とショールームを兼ねた本店を石見銀山通りにオープン。
94年には町のイメージに合った、落ちついた大人の女性の服、日常着とお出かけ着という二つのラインの「登美」シリーズもスタートしました。
※群言堂 http://www.gungendo.co.jp/
◆ 古い武家屋敷を改修し、暮らしの場に
そして、98年に「株式会社 石見銀山生活文化研究所」を設立。「石見銀山でのものづくりを原点に、生活をデザインしていく企業をめざすと同時に、企業活動を通じて、志を同じくする人たちと土地の文化を創っていきたい」と。
さらに、銀山の古い武家屋敷や民家を買い取り再生に着手していきました。
石見銀山本店、群言堂(ろうそくの家と呼ばれ、交流・イベントスペース)、かやぶき屋根の鄙舎(本社敷地内にあり、イベントや社員の休憩室として利用)、ワークステーション(本社)、「竹下家」(古民家、社員寮)、そして築230年の武家屋敷である「阿部家」の6軒。
いずれも廃墟同然に傷んでいたものを、大幅に改築し、新しい命を吹きこみ、暮しの場として蘇っています。単なる見学の場でないところが素晴しい。
5月の今は新緑が本当に美しく、朝はほととぎすやうぐいすの声で目が覚めます。
泊めていただいた「阿部家」は、今年からは宿としての活用も始めているそうです。裏に銀山川のせせらぎ、表は銀山通りです。小さい中庭を囲んで、母屋、食堂、蔵を改装した広間、ベッドのあるゲストルームなどから構成されています。寝室は蔵の二階、洋室に改修され、ベッド2つのツインルームに。パジャマや寝具は、全て群言堂オリジナルの商品で、とても気持のよいもの。
蔵の二階は洋室に
中庭に面したライブラリー
阿部家の広い台所にはかまどが3つあります。ダイニングテーブルは廃校になった小学校の階段の手すりを材料にしています。
中庭にはギボウシ、雪ノ下、クレソンなどが植えられています。いずれも、天ぷらやサラダでいただくこともできます。
夕食には、柿の葉やみょうがの天ぷら、生麩の田楽、ド鍋で炊いた豆ごはんなどなど、季節の地元のもの中心に、登美さん自らも作ってくださって、感激です。家庭料理だから、とおっしゃいますが、地元で取れる季節のものを、素材を活かした料理がなんといってもご馳走だと感じます。一緒に飲みながら食べながら、まちづくりのことや、これからのことなど色々お話させていただきました。
台所にはかまども
最も感激したのは和ろうそくの灯された浴室でした!湯船は木製、庭のハーブ(ミント、ローズマリー)を湯にうかべ、浴室内には和ろうそくが灯されて。キャンドルバスです!雰囲気抜群です。
浴室。和ろうそくの炎は大きい
翌朝の朝食は天気の良かったので裏庭のテラスでいただくことに。朝日があたり、美味しく気持のよいことこの上ありません。
テラスでいただく朝食
このように、松場登美さんの田舎暮らしから生まれた「群言堂」というブランドは、単に和テイストの服飾雑貨の提供にとどまらず、田舎の持つ様々な資源を活かした生活文化、ライフスタイルの提案をしているのです。そして不便な場所だからこそ、行きがいのあるエリアです。
石見銀山の観光ブームとは一線を画した、継続性のある、暮しをデザインする暮しを楽しむ、という発想で事業を行っていきたい」と松場登美さんは語ってくださいました。(2008年5月23日訪問)
松場登美さんと筆者
※群言堂 http://www.gungendo.co.jp/
投稿者 owadajunko : 06:50
2008年06月01日
農作物の自給自足に向けて
去年の春から成城の畑「アグリス成城」で始めた野菜づくりも、2年目の今年は同じ2坪でも、かなり真剣に、本格的に取り組むようになってきました。と言っても、私はなんだか忙しくてあまり行けず、もっぱら夫が担当です(笑)
今日も、3/18に植えたジャガイモ(きたあかりと、インカのめざめ)が6/1の今日、それぞれ4キロほど収獲できました。

奥に生えているのはポロネギ
夫は書物を通じた学習だけでなく、さらに本格的な自給自足に向けた農産物生産に関する学習も行おうと、千葉県のくりもと地球村の合宿「赤峰勝人の百姓塾」に参加したり、6月からは「NPOえがおつなげて」が開催する15回講座の「新・百姓塾」にも参加することに。
5/31、同団体が北杜市から運営を委託されている「みずがきランド」と、その近くのファームに行ってきました。
都市農山村交流センター「みずがきランド」。温泉もあります。
同団体のWEBサイトによれば、「新・百姓塾」は、新規就農や半農半Xによる農的暮らしに関心のある都会人のための体験プログラムです。
年間を通じた農業体験と地元の方々とのふれあいを通して、農業スキル+農村でのコミュニケーションのしかた+保存食や暮らしの智恵を学びます。
開墾から収穫・加工までの“農の循環”と、山や川など周辺自然環境との“密接なつながり”、農的暮らしからうまれる“昔ながらの智恵や豊かさ”を充分に味わっていただくとともに、農的暮らしへのスムーズな移行をお手伝いいたします。 」
まさに、うってつけのプログラムです!
「みずがきランド」の前を流れる清流
この「新・百姓塾」、15回参加した人(先着10人)には、来年無料で畑も貸してくれるとか・・・
ちなみに場所は山梨県北杜市の限界集落、増富。中央高速で須玉ICから40分ほどの、甲斐駒ヶ岳国立公園エリアです。近くにはみずがき湖や、ラジウム鉱泉の「増富の湯」などもあります。
小淵沢や清里なども1時間圏内です。
標高は1400メートルあり、右にみずがき山、左に南アルプスと、素晴らしい景色です。
霧のみずがき湖
内閣府の調査(H17年)によれば、「都市と農村の共生・対流というライフスタイルを実践したいという願望がある」と答えている層は、20代と50代で高く、それぞれ35%程度にのぼっています。さらに「定住したい」という願望も、20代、50代で30%を超えています。
このNPOえがおつなげての活動に参加するボランディアの人たちも、この層が多いそうです。
最近は、企業の畑というものもあって、北杜市と企業とNPOが三者間契約をして畑を貸し、社員やその家族が農業体験をしています。
オーガニックスーパーの「マザース」の畑や、洋菓子、和菓子店の畑もありますが、今年春からは伊藤忠の畑もできました。伊藤忠の畑についてはまた別途レポートしますが、このような活動を通じて、NPOえがおつなげてでは、3haの遊休耕作地を再生させたといいます。
マザーズの畑。トウモロコシの苗が
都市と農村の交流の先進事例の一つです。
「新・百姓塾」は、単発での参加も可能です。私も秋の山菜とり・山菜料理づくり、味噌づくり、保存食づくり(切干大根、野沢菜漬け)に参加するつもりです。
味噌や米は自宅に備蓄していこうとも考えています(笑)
ちなみに米は今年、西会津、つくば、鳴子(宮城県)の三か所の農家に生産を委託しました。同じ買うなら農法やプロジェクトの内容に共感したものを応援したいと思うからです。
代々種継ぎされてきた地大豆「北杜の青大豆」。これを原料に味噌を作ります!
投稿者 owadajunko : 19:28