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2011年10月11日

東北と首都圏の女性の交流会で復興を考える「結結(ゆいゆい)プロジェクト」(7/15~16宮城県亘理町)

7月中旬、東北の女性たち達から、震災後の4カ月間のお話しをじっくりお聞きし、首都圏に住む私たち達に何ができるかディスカッションする会を認定NPO法人JKSKが主催で開催しました。7月15~16日、宮城県亘理(わたり)町を訪問し、晩は宮城県蔵王のホテルで約30人が深夜まで語り合いました。

◆ 約2万人が訪れたボランティアセンター

亘理町は、宮城県の南部、阿武隈川の河口に位置する人口35,000人弱の農業田園都市。仙台から常磐線で30分ほど。宮城の湘南と言われ、温暖な気候を利用しての果樹・花卉栽培が盛んで、特にイチゴが名産です。今回の震災では町の面積の47%に津波が押し寄せ、荒浜・大畑浜など沿岸域が壊滅的被害を受けました。

「亘理町災害ボランティアセンター」は、3月19日に開所し、以来のべ2万人を超えるボランティアが訪れました。住宅屋内外の泥出し、家具の搬出、片づけ等の活動をしてきましたが、リピーター率が高く、毎月のように来る人も多かったそうです。

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全国各地から届く沢山の応援メッセージ

その理由は、このボランティアセンターのホスピタリティにありました。センター長の佐藤さんの明るい笑顔、地元ボランティアの方々よる親切な対応。夕方ともなると夏の今ならかき氷やスイカなどがふるまわれ、ライブも連日行われている温かいセンターでした。なるほど、何回も訪れたくなる理由がわかります。「ボランティアに来た方たちとは、これからも交流する機会をつくり、亘理町を好きになってもらいたい、復興に力を貸してほしい」とスタッフの松島さん。

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特産のイチゴをフェルトでつくってボランティアさんにプレセント

亘理ささえあいセンター「ほっと」 ブログ

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沿岸部をバスで回った。ガレキの撤去が進んでいる


晩には蔵王山麓のホテルに場所を移し、東北各地で復興活動に尽力する女性たちからお話しをお聞きしました。市民団体を主催する方、行政の方、会社員の方、大学関係者など。

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車座で夜遅くまで交流は続いた


翌日は、ではどんなことが私達にできるのか?グループに分かれて3時間に渡ってディスカッションしました。

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森の中でワークショップ

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最後にグループごとの発表。福島県いわき市から参加されていた旅館「古滝屋」の若旦那 里見喜生さんが、「原発被災地で未来のエネルギーを考えるシンポジウム」の企画を提案!

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両手を上げている男性が「古滝屋」里見さん

そして、「結結プロジェクト」第二回車座交流会(スタディツアー)とシンポジウムが12月2日(金)~3日(土)福島県いわき市にて開催されることになりました。

Writing: owadajunko

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