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2006年02月03日

「京風ロハスな暮らし」第1回 『節分』  木下明美さん連載始まる!

はじめまして!
今年は京都も寒いですが、うちの前庭の梅の蕾は少し膨らんで赤みが差しています。
私の日常生活はまさにロハスな暮らしです。
思いつくままに、

着物で和のこころ衣生活 IN 京都
おばんざいベースで健康食生活 IN 京都
クーラーなし省エネ住生活 IN 京都
そして、車を手放し、歩け歩けエコ生活 IN 京都

さて、昨秋、大和田順子さんとのご縁をいただき、『日本をロハスに変える30の方法』に
私もメッセージを寄せさせて頂いております。
オーガニック・ストア「WHOLE FOODS MARKET」が紹介されていましたが、私もあのストアが大好きです。
というのは、2001年冬、長女のお産の手伝いに米国に飛び、約3週間アトランタに滞在したことがあります。
その際、娘ハズバンドの運転でいろんなストアに買い出しに行きましたが、一番好きだったのが、この店でした。
新鮮な赤、緑、黄色などの有色野菜のディスプレーとオーガニックな生鮮食料品と魅力的な調理済み食品の数々。
あれほど食料品の買物が楽しかったことはあとにも先にもないでしょう。
いまでもこのストアのロゴの入った布袋を愛用し、
銀閣寺界隈までこれを肩にかけてウオーキング旁々買物に出かけています。

bag.jpg

さて、本題に入りましょう。

『節分』2月3日
今年も鴨川ベリのマンションに住むアトランタ生まれの孫息子5歳が豆撒きに来てくれることになっています。
かつては現在、東京で働いている息子が撒いておりました(この子もアメリカ生まれ、京都育ちなのですが)。
炒り豆を何かのパーティーで貰って来た祝い升に入れて撒きます。
寒くても玄関の戸を大きく開けて、「鬼は外。福は内」。
大人が「鬼は外」と大きな声でいうのは気が惹けますが、幼児の声ならご近所に聞こえても微笑ましいでしょう。
あとは柴犬のアキちゃんが庭の豆の掃除をしっかりしてくれます。
それが終わると神妙に自分の年の数だけ豆をいただきます。
幼子は数が少なすぎるといいながら、拾った豆をいっぱい口に入れます。
普段あまり食べる機会がない大豆を炒り豆にしていただくのは健康的にもいいことです。

節分といえば、京都では吉田さん、吉田神社の節分祭です。
http://www.geocities.jp/kyoto_yosidajinjya/setubunsai.htm

節分の当日を中心に前後3日間に亘り執行されます。
主な祭儀は疫神祭(えきじんさい)追儺式(ついなしき)火炉祭(かろさい)です。
私たちに子どもが出来て初めて吉田さんに連れていったのですが、
福豆をいっぱい食べ過ぎて酷くお腹を壊しました。確か3歳だったと思います。

京都大学の正門のある通りは吉田さんの参道。
私の家からは逆に吉田山を越えれば吉田さんまでは手軽なウオーキングコースです。
節分の3日間は広い参道は歩行者天国となり、露天や屋台が溢れ、
京大の塀が隠れてしまうほどの賑わいです。
孫の通う保育園は吉田神社のご近所にあるので、節分祭の大きなポスターを園内で見かけました。

oni.jpg

節分には毎年何処かの神社へお正月飾りと旧いお札を納めに参ります。
それを済まさないと立春が来ないような気がします。
ゆとりのある年は吉田さんへ、ない場合は近くの氏神さんか、出かけた先にある神社へ納めます。
どの神社でも納める箱が設置されているのでゴミ回収車に託したことは35年間、一度もありません。
お盆のお供え物もしかり。京都市のマーク入りの箱があちこちに置かれ、そこに納めに行くわけです。
私の場合は、その足で銀閣寺の門前で「先祖代々之霊・・・」と護摩木に書いて、
それらが大文字山の火床で灯され、お精霊さんをお送りします。

いつの頃からか、巻き寿司の丸かぶりが定番化しているようで、京都のストアでも盛んに宣伝しております。
一説によると大阪の海苔業者さんがはじめたとも言われていますが、どうなのでしょうね。
さすがに鰯の頭を柊に刺して門に飾る風習はなくなっていますが、「お鰯の焼いたん」は店頭に並びます。

さあ、今年は童心に戻って、「鬼は外、福は内」をしてみませんか?大豆は体にいいですよ!


木下明美さんプロフィール

 ジャーナリスト・コラムニスト
 京都府出身、京都市左京区在住
 70年代半ば、夫の留学に伴い渡米。帰国後、本の情報誌編集長を経て、
 現在はジャーナリストとして京阪神の各種委員、関西学院大学非常講師、
 講演・執筆などで活躍中。『女の言葉が男を変える』(講談社)他、著書も多数。

 ホームページ、ブログには仕事、映画、着物日記などをほぼ毎日綴っている。
 http://www.kinoakemi.com

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2/4 木下さんと吉田神社に初詣に行ってきました!

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木下さんとは、「うちの個紋」の寺本さんにご紹介いただき、昨年秋に初めて京都でおめにかかりました。
その京都での”LOHASな暮らしぶり”に感銘を受け、今回のコラム執筆をお願いした次第です。
ふだんから着物をお召しで、大正時代の家にお住まいのステキな方です。

そして、木下さんをご紹介くださった寺本さんの「うちの個紋」ですが、
自分のシンボルマークって欲しいですよね。それも日本の紋に倣ったような形とデザインで。
滋賀県でプログラムの会社「でじまむワーカーズ」を経営する寺本哲子さんのところの
新しいサービスです。オリジナルの柄もいろいろできますが、顔写真からも作れます。

うちの個紋
http://www.uchinokomon.com/

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大切にしたい 二十四節気

http://www.owadajunko.com/archives/2006/01/post_12.html

Writing: owadajunko

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