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2007年05月13日

会員制貸菜園「アグリス成城」で野菜作りを始めました

小田急の成城学園前に貸し菜園ができると聞いていましたが、実際に見学に行けたのはオープン翌日の5月5日でした。300区画の募集ということで、早く見学して、申しこまないと一杯になってしまう!と焦って行ってきました。駅の西側、改札を出て徒歩1分、線路の上に人工地盤を作り、40センチの盛り土がされています。東京都の緑化事業として認定されているそうです。時折、下を電車が走ると振動を感じます。天気の良い日には富士山も見えるという眺望です。

◆ どうしても野菜が作りたくて

我が家のガーデニング環境は、家の東側、玄関前の一坪がかろうじて植栽スペースです。朝日しか当たらないところに、背の高い木はミモザ、バラ、椿、柊などを、中背丈のものではアジサイ(隅田の花火)、ワイルドベリー、百合、低いものでは千両、クリスマスローズ(4種類)、各種シダ(勝手に生えてきたもの)、どんぐりの苗(発芽して2年目)、などを所狭しと植えています。

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陽当たりの良い場所で野菜を育てる。これは悲願にも近い、すごくしたいことのうちの一つでした。子供だった頃には市民農園を借りて野菜を作ったり、大学は園芸学部に行きたいと思ったこともあったものでした。

そして、今回のこの貸し菜園。2×3mのスペースを年間10万円程度で借り、野菜の苗や種を植え育てるという施設です。クラブハウスがあって、そこでセミナーを受けたり、オーガニックビールやジュースの飲めるカフェスペース、そしてシャワールームまで完備されています。資材や苗は持ち込みができませんが、基本的な肥料や支柱などは無料ですし、スコップやじょうろなど全ての備品が完備されていますから、それこそ手ぶらででかけることができるわけです。

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スコップ、くわなど全て完備

◆ 農薬は有機JAS認定内のものを

気になるのは土の質、農薬、肥料の種類ですが、まず土。人工地盤ということで、屋上緑化に使用する軽石を中心とした軽量土に培養土、ピートモス、そして補肥力を高めるためにゼオライトを混ぜたものだそうです。

元肥・追肥には魚粉や海草など匂いの少ないものを、そして殺虫剤は有機JASで認定されているデンプン液剤などを使用するということで、一応安心しました。

また、病気を予防するということで、「ニーム」というインド西ベンガル州のニームの実から抽出したオイルを月に2回程度葉や茎に噴霧するそうです。インドの人たちはニームの小枝で歯を磨いたり、アーユルヴェーダでもハーブの一種として使用されているそうです。

2月が養生期間ということで、全ての作物を抜き取ることになっていますが、同じ場所を更新することが可能です。野菜の価格が高騰するかもしれないし、自分で作り方を覚えたいし、何より土に触れていたいので、まずは1年間野菜づくりにチャレンジしてみようと思います。

◆ 実のなる野菜を約10種類植えました (5月13日)

最初にするのは元肥を入れて土を耕す作業です。
次がプランニングです。何をどこに植えるのか、背丈や相性などと考慮しつつ検討します。私の選定基準は、一株に沢山実を付けるものということで選びました。
ナス(早生、黒陽)、パブリカ(赤、黄色)、ズッキーニ、トマト(桃太郎、フルティカ)、オクラ(レディフィンガー、ベニー)、モロッコインゲン、コールラビ、そしてトマトの虫除けにナスタチウムを植えました。ナスタチウム以外は皆苗です。野菜11種類です。さらに枝豆と胡瓜も苗が入荷次第植えるつもりです。苗を植え、必要な物には支柱も立てるという作業、2人で2時間程度でできますよ。

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<作付けプラン、こんな収穫物が>
http://www.agris-seijo.jp/garden/index.html

◆ 集う、学ぶ、楽しむ -初心者でも手ぶらで

5/13日現在、約90人が申しこまれています。30代のファミリーから中高年ご夫婦や、中には職場の仲間達5人でなどという参加もあります。「皆で植えた枝豆でビールを飲む日が今から楽しみです」とおっしゃっていました。バーベキューに持って行く野菜は全て自分たちの手作りなんていうのも楽しいですね。記念撮影もされていましたよ。

野菜づくりやフラワーアレンジメントなどの教室もあるので、作り方から楽しみ方まで学べます。野菜作り仲間との新しい出会いもありますね。

責任者の森口さんは「最初の収穫ができる3か月後位まで気は抜けません。」とおっしゃっています。昨年一年間試験栽培をして野菜が収穫できることは実証済みですが、実際初心者の私のような人が収穫の喜びを感じてこそ、ビジネスとして成り立つということでしょう。

作業の後、初夏の風を浴びながらテラスで飲むオーガニックビールは最高です。
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毎週、畑に通う日々が始まりました。えっ、水は毎日あげなくていいの?週に2回の水やりもお願い(有料)することができるのです。何とも、至れり尽くせりのLOHASなアグリ・レジャーです。でも、ホント楽しいですよ。見学してみたいという方、いつでもご連絡くださいね。

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クラブハウス外観


※アグリス成城  いつでも見学できるそうです。
http://www.agris-seijo.jp/

◆5月の野菜づくりレポート↓
 http://www.owadajunko.com/archives/2007/06/5.html

◆6月の野菜づくりレポート↓
 http://www.owadajunko.com/archives/2007/06/post_58.html

◆7月の野菜づくりレポート↓
http://www.owadajunko.com/archives/2007/07/7.html

Writing: owadajunko

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