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2008年08月29日
持続可能な社会を共創する”アグリ・コミュニティビジネス”とは
雑誌『カイラス』6月号の特集「農業からアグリ・コミュニティビジネス」ですが、改めてこの考え方について、ご説明いたします。
5月28日発行のメルマガでは、以下のように書きました。
「アグリ・コミュニティビジネス。それは、有機農業やGAPなど、より一層安全で確実な農法や生産管理手法を採用し、企業の発想で生産手法を革新し、マーケティングを取り入れる。また、農産物の生産にとどまらず、食品への加工やツーリズム、農業体験との融合による6次産業化や、農商工連携を進める。
そして何より、そこにしかない自然資本(里山、森林、河川)や、食文化、生活文化といった地域力と、都市居住者と地元居住者の交流力を組み合わせ、新しい社会・文化を創出しようというものです。」
このコンセプトのもと、全国から15の事例をピックアップしました。
全国各地で20年以上をかけて、地道に地域発のブランドづくりを成功させた「伊賀の里もくもくファーム」、「高知県馬路村のゆず」、「宮崎県綾町の有機農業」など農を中心とした地域づくりのフロンティア。
若者や企業の社員を呼び込むNPOえがおつなげての「関東ツーリズム大学」や、都市住民が野菜作りを行う会員制の「農業体験農園」。
企業では、百貨店子会社「阪急泉南グリーンファーム」による有機JAS野菜の生産や、機能性野菜というプレミアムカテゴリーを創出しようという「ベジフルーツ」など。
また、農家自身による取り組みでも、農家の収益性の向上を追求しつつ、会員制度やイベントを通じて消費者との交流を行う直売所「みずほの村市場」などをご紹介しています。
◆レポート「農業からアグリ・コミュニティビジネスへ」
『カイラス』6月号に掲載した記事の元原稿をPDF化しましたのでよろしければ、ダウンロードしてご覧ください。
「食と地方と農のパラダイムが変わる 農業から・アグリコミュニティビジネスへ」
◆企業のCSR活動で農関連のものが注目
最近注目の”都市と農山村の交流事業”を類型化してみると5つ位に分けることができそうです。
1.学校教育での活用 : 小学校5年生の農村体験の義務化に向けて、モデル事業が開始されている
2.新しいライフスタイル : ”半農半X”というような、農のある暮らしや、定年後の農業など、新しいライフスタイルを学習するプログラム
3.中小食品関連事業者の畑 : 無農薬農産物を扱う自然食品店や、お菓子やさんが、自社の原料の生産を農山村に委託するとともに、顧客と収穫など産地見学会を開く。
4.大企業の社会貢献活動 : 大企業が社会貢献活動として、農山村に自社のエリアを確保し、社員と共に作物の植えたり、農山村の資源を使ってワークライフバランスや五感を使うプログラムを実施。
5.商店街との交流 : 都市部の商店街や限定された商業エリアの交流。都市部でのファーマーズマーケットの開催や、交流事業。
6.限界集落、農山村の活性化事業 : 社会貢献活動から一歩踏み込み、自社の事業として、限界集落や農山村の資源を活用した事業を行う。持続可能な地域社会のモデル創出を目標に、企業と都市住民が共に活動するという事業も可能。
◆LBAアグリ・コミュニティビジネス研究会
そして、この考え方に基づき、実践していこうと立ち上げたのがLBAの「アグリ・コミュニティビジネス研究会」です。
すでに、多くの実績を挙げているNPOえがおつなげてのフィールド、山梨県北杜市須玉町増富地区に限界集落の現状と可能性をテーマにした視察バスツアー(9/9)を開催します。
さらに、都内で2回にわたるワークショップを開催し、参加者自らが自社の事業や、自分とかかわりの深いエリアを想定フィールドとして、今後の事業プランを練るという内容です。
講師には、「NPOえがおつなげて」代表理事の曽根原久司さんをお願いしています。
コーディネーターを私が務めます。
研究会の詳細は以下をご覧ください。
→ http://tourism-univ.net/class/research/hokuto_01.html
大企業の社会貢献活動の具体的な事例として、8/8に三菱地所グループが開催したバスツアーのレポートが掲載されています。
→ http://tourism-univ.net/report/social/mitsubishi_csr/0808_01.html
投稿者 owadajunko : 08:44
2008年08月26日
限界集落の再生プログラム開発(関東ツーリズム大学/LBA共催) アグリ・コミュニティビジネス研究会 限界集落視察ツアー(9/9)開催
日本の農村に増え続ける“限界集落”。今回は、山梨県北杜市増富地区の農村。今、この増富で地域の再生に取り組む活動をしている人たちがいます。NPOえがおつなげてと、地元の農家の皆さんです。
受け継がれてきた生きる智慧。守られてきた歴史と文化。そして、掘り起こされた地域資源。
都市居住者による農村ボランティアや、企業の社会貢献活動などの仕組みを作り、5年間で3haの遊休耕作地が再生されました。
そして、食糧・木材・エネルギー自給率向上の鍵も限界集落にあります。
「可能性」であふれる限界集落の現状を知り、NPOえがおつなげてによる同地の活用手法を学び、参加者各自が、限界集落再生プログラムを開発するプログラムです。
なお、本講座は関東ツーリズム大学と、LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)による共催です。

かつて水晶が採れたみずがき山。百名山の一つ
◆アグリ・コミュニティビジネス研究会 (関東ツーリズム大学/LBA共催)◆
場所:北杜市須玉町増富地域/21Cクラブ会議室(東京駅、新丸ビル)
日程:2008年9月9日(火)、10月8日(水)、10月28日(火)
募集:20名
授業タイプ:研究開発型プログラム
参加費:30,000円(バスツアー、および2回のワークショップ)
※LBA会員もしくはLBAにご入会された方は、バスツアーの実費のみ(12000円)で3回の研究会にご参加いただけます。
<プログラム内容>
◆限界集落「増富」視察バスツアー(9/9)
8:00 新宿出発
10:00 えがおつなげての江戸時代の古民家見学
11:00 みずがきランド着
増富の現状と可能性に関する講義
12~13 箱膳の昼食
13~14 ナノ水力発電&えがおファーム&森林間伐後の現場見学
14:20~15:00 みずがき自然公園見学
15:30 大平牧場見学
16:30 空家・増富中学見学
17:30 ラジウム温泉「増富の湯」入浴
18:15 増富の湯出発
21:00 新宿着
【プログラム1 限界集落増富の現状についてのレクチャー】
NPOえがおつなげて代表理事曽根原久司氏より、増富の現状と可能性、課題についてお聞きします。増富を再生しつつある手法を学びます。限界集落増富の遊休耕作地を5年で3ha再生させました。
【プログラム2 箱膳体験】
「箱膳(はこぜん)」は、江戸時代から昭和前半まで用いられていた食事のスタイルです。箱のふたを裏返すとそれがお膳になるというもので、食事になると、中にしまってある器にごはん、汁もの、家庭の味である漬物、そして土地の作物を活かした郷土料理の主菜を必要な分だけ盛りました。食べ終わると、茶碗に白湯を注ぎ、一切れ残しておいた漬物できれいに器をすすいでから、漬物を食べて湯を飲み、最後は布巾で器を拭いて、再び器を「箱」へと戻しました。こうして家族一人ひとりが、自分の「箱膳」を管理していました。山田洋次映画監督の『武士の一分』(木村拓哉主演)でも、箱膳の食事場面が出てきました。
地域の季節の食材でつくる
【プログラム3 耕作放棄地・えがおファーム視察】
現在増富は、地域内にある9つの集落すべてが、65歳以上の人口が6割を超える限界集落となっています。そういった状況の中、農地の約2/3が使われなくなってしまいました。NPO法人えがおつなげてが、この地域で活動を始めて5年が経過し、都市部からやってきたフリーターや学生、食品加工会社の社員など、延べ500人以上のボランティアの力によって、ススキが生い茂って荒れた畑が3㌶(野球場約3個分の面積)が農地として復活しました。かつてのように使われなくなってしまった資源を、都市部の人にも参加してもらいながら活用し、このような交流を通して地域を元気していく活動をしています。また、今年から伊藤忠商事など大企業が社会貢献活動として「企業の畑」プロジェクトに参加しています。さらに、同敷地内にあるナノ水力発電の設備を見学し、小水力発電の可能性を考えます。
たわわに実ったトウモロコシ。自然食品店マザーズの畑

農地の再生は遊休耕作地を開墾することから始まる
【プログラム4 遊休牧場見学】
かつて増富では馬の飼育が盛んに行われてきました。その経験を生かし肉牛の肥育を行っていた牧場が「大平牧場」です。しかし、高齢化、経営不振のため平成14年に閉鎖されました。
【プログラム5 みずがき山自然公園見学】
「みずがき山自然公園」は、平成13(2001)年5月20日に開催された「第52回全国植樹祭」の主会場跡地約1.1ヘクタールのエリアです。カラマツを主体とした人工林が35%、ツガ・シラカンバ・ミズナラなどの天然林が65%を占めています。動植物の種類も豊富な自然豊かな区域です。
【プログラム6 旧増富中学校・空き家・限界集落見学】
増富中学校は、昭和の時代にタイムスリップしたような、木造2階建て校舎の中学校です。全盛期には240名もの生徒がいましたが、平成15年に在校生9人で廃校になりました。
増富地域には50軒以上の空き家があります(1/4が空き家になっています)。趣のある土壁の家、もう30年以上も人が住んでいない家、つい最近空き家になってしまった家、200年前に建てられた家…色々な家があります。

◆箱膳 増富郷土料理
何世代にもわたって食べ継がれてきた地域の食文化には、先祖の知恵が詰まっています。春は、フキノトウやウドなど新陳代謝を促し、食欲を進める香りやえぐ味のあるもの、夏は水分の多く体を冷やすもの、秋は冬を越す力を蓄えるでんぷんや脂質の多いもの、冬も秋と同様体を温めるもので保存できるものを食べます。体調も味もそういう自然の流れに沿っています。季節の物を食べていれば、自分の体にも、作る人にも負担がかかりません。一年中色々な野菜を買うことができ、私たちの食生活に季節感がなくなってしまいましたが、病院や薬が身近にない時代に病気になってから薬を飲むのではなく、病気にならないための食生活をしていた先祖の知恵を大切にしたいです。
◆施設紹介
【体験の場「みずがきランド」】
みずがきランドは、4年前からNPOえがおつなげてが運営している日帰り温泉施設です。もともとこの温泉は、地元の方々が運営していたのですが、過疎地域の高齢化という厳しい現実に勝てず、とうとう運営を断念せざるを得なくなってしまいました。閉鎖されていた施設を復活させ、ここを「都市農村交流センター」と位置づけ、ボランティアやイベント参加者など、都会から訪れる人を受け入れる拠点にしています。
都市農山村交流センター「みずがきランド」
「みずがきランド」の脇を流れる清流。夏は川遊びも
【武田信玄の隠し湯「増富の湯」】
雄大な山々に囲まれた日帰り温泉施設「増富の湯」は、日本有数のラジウム泉で、かけ流しの源泉湯です。周囲の森の遊歩道では森林浴も味わえます。温もりの湯とマイナスイオンに包まれたやさしさが、ゆとりの時間を作り出し、効能豊かな柔らかな湯は癒しを与えてくれます。このほか食堂では、手打ちそばやうどんが味わえ、リフレッシュルームでは、専門の整体師が体の凝りや歪みを和らげてくれます。
◆研究会の日程と内容
<第1回 : 増富視察バスツアー 2008年9月9日(火)> (食事:朝× 昼○ 夕×)
7:30 新宿出発
10:00 えがおつなげての江戸時代の古民家見学
11:00 みずがきランド着
増富の現状と可能性に関する講義
12~13 箱膳の昼食
13~14 ナノ水力発電&えがおファーム&森林間伐後の現場見学
14:20~15:00 みずがき自然公園見学
15:30 大平牧場見学
16:30 空家・増富中学見学
17:30 ラジウム温泉「増富の湯」入浴
18:15 増富の湯出発
21:00 新宿着
<第二回 10/8(水) 10:00~12:30 事業開発ワークショップ(3h)>
会場 : 21cクラブ内会議室(東京駅、新丸ビル10F)
進行:大和田/曽根原
内容:参加企業事例報告(2社程度)/事業開発ワークショップ
<第三回 10/28(火)15~17:30 事業プラン発表会>
会場:21cクラブ内会議室
進行:大和田/曽根原
内容:参加企業事例報告(2社程度)/事業プラン発表会
※関東ツーリズム大学 http://tourism-univ.net/
※NPOえがおつなげて http://www.npo-egao.net/
※LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス) http://lohas-ba.org/
◆諸注意事項
※1:研究会第一回のバスツアー(バス、ガソリン、高速道路使用料、食事、温泉、各種材料の代金)および、2回目、3回目のワークショップ参加費として、お一人あたり「30,000円」をご講座参加費として頂戴します。
<ご注意>キャンセルの際は必ず下記問い合わせ先まで、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
※2:最小催行人数は10名以上とし、添乗員、バスガイドは乗務いたしません。
※3:やむを得ない諸事情・天候によっては一部プログラムを変更の上、実施する場合があります。
※4:各体験のための汚れてもよい動きやすい作業着(ジャージ等)、汚れてもよい靴(長靴等)、防水グローブ、雨天時のための雨具(傘やレインコート)をご持参ください。
※5:お客様の個人情報はお客様との連絡のために利用させていただく他、お客様がお申し込みいただいた旅行において運送・宿泊機関などの提供するサービスの手配及び受領のための手続きに必要な範囲内で利用させていただきます。運送・宿泊機関などへの個人情報の提供について同意の上お申し込みください。また、お電話にて受付後、詳しい旅行条件を説明した書面をお送りいたしますので事前にご確認の上、お申し込みください。
【旅行企画・実施】
東京都知事登録旅行業第2-5925号
財団法人都市農山漁村交流活性化機構
〒103-0028 東京都中央区八重洲1-5-3 不二ビル8F
TEL 03-3548-2719 FAX 03-3276-6771
総合旅行業取扱主任者とは、お客様の旅行を取り扱う営業所での取引責任者です。この旅行の契約に関し、担当者からの説明にご不明な点がありましたら、ご遠慮なく上記の総合旅行業取扱管理者にご質問下さい。
【研究会お申し込み・お問い合せ先】
LBA運営事務局 担当:秋元/大和田
E-MAIL : office@lohas-ba.org
電話 03-5728-2248 FAX 03-5728-2298
住所 : 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町4-1代官山マンション1003
URL : http://lohas-ba.org/
種継ぎされてきた地大豆。紫の花をつけ、大豆は青い。
投稿者 owadajunko : 06:47
2008年08月14日
2008八丈日記 地熱・風力発電所、四角豆・・・
2008年8月9日(土)
今年も八丈シーズンです。MKタクシーで家から羽田空港第二ターミナルへ。
空港はお盆前の休日ということで、かなり混雑しています。10:40分の2便で行きます。
今年は気圧が安定しているようで、「ただいま天候調査中です」とか、「気流の関係で引き返すこともあります」といったアナウンスはありません。
無事八丈に到着し、船山レンタカーの迎えの車でレンタカーのピックアップに。何しろガソリンが島はゆうに200円超えですから、コンパクトカー(軽自動車)を借りることにしました。
今年は雑誌の原稿や論文の締め切りがいくつかあって、まずはそれを仕上げなければなりません。パソコンと本、資料だけは忘れないようにと何度もチェックして荷造りをしました(笑)
人口は8050人。去年に比べて 人減りました。1985年には10000人以上でしたので、20年で2割減です。
初日のディナー。朝漁師さんがとってきたムロアジ刺身
なめろう、島らっきょ、島たくわん、庭のアロエの刺身!
料理人志望の娘の作です
◆ 8月13日(水)晴れ
ということで、今日まで原稿書きにかかってしまいました。ようやくめどが立ったので、今日から「八丈日記2008」を書きま~す!
これから夕ご飯ですが、食前酒は島焼酎のパッションフルーツ割です。パッションフルーツも島の特産品ですが、娘が知り合いの家から沢山いただいてきました。空港の売店で販売しているA級品ですと、6個で1000円位します。
そのパッションフルーツの硬い皮をカットすると、中から黒い種とその周りにあまずっぱい果肉が少々と果汁が入っています。それをグラスに移し、焼酎で割って、氷を入れると地カクテル「八丈の風」(と今、命名しました)ができあがります。
今晩のメインディッシュもムロアジの「なめろう」です。
漁師さんからいただいたムロアジをたたきにして、みょうが、ショウガ、みそなどを細かく切って混ぜます。島唐辛子を混ぜると、ピリッとした味わいに仕上がります。日が経ったら、つみれにしても良し、ハンバーグのように焼いても良しだそうで。
その他は、ネリ(八丈島特産、丸オクラ)を生で。それから島豆腐の冷奴、白ゴーヤの甘酢漬け。
◆ 8月14日(火)晴れ
朝日を見に、末吉の灯台近くに。朝日のエネルギーを深呼吸して身体にとりこみます。
そういえば、今年は地元の食品スーパー「八丈ストアー」でも地産池消コーナーができて、専用POPついていました。ネリ、パッションフルーツ、島うり、スイカなどなどが並んでいますが、変わったものを見つけました。「四角豆」という名がついているものです。
ゆでて、斜め切りにして食べてみましたが、くせのない野菜で。
「四角豆」はマメ科のツル性植物で、沖縄では"ウリズン"と呼ぶそうです。害虫が付きにくく無農薬で育ちやすく、完熟した豆、花、イモ(細いさつま芋状)も食用になるそうです。
確かに八丈も亜熱帯のような気候ですから、栽培に向くのでしょう。
しかし、今年は雨が少なく、もう一か月近く降っていないとか。毎年、8月ともなれば台風が2、3個は通過し、スコールのような雨が降るのが普通なんですが。それで、真水はあるんだろうか・・と思って聞いてみると、三原山に水源があるそうで。
◆ 地熱・風力発電所もある ◆
滞在している家のある“中の郷”には東京電力の地熱発電所があります。この地熱発電所は離島では全国初で、平成11年に運用を始めたもの。3300kwの出力で、同じ敷地内には翌年風力発電施設も完成。こちらは550kw。
また、その地熱を利用した熱帯植物や農産物の温室・販売施設も近くにあります。数年前から「エコアグリマート」という名前になり、地元農家の農産物直売所です。品ぞろえや陳列方法に大いに工夫の余地あり、なんですが、面白いものがあるので毎年覗いています。
今年見つけた逸品は、アイスクリーム(250円)で、シマウリ、マンゴー、アシタバ、ドラゴンフルーツ、ミルクなどの種類がありますが、お勧めベスト3はシマウリ、マンゴー、アシタバです。
※TEPCO八丈島地熱・風力発電所
http://www.tepco.co.jp/hachijojima-gp/hachijo/index-j.html
◆ 清流沿いを歩く散歩道も今年できて ◆
そして、今年NEWな見どころは「沢の小径」です。そのエコアグリマートの敷地内から、道が始まります。ゆっくり歩いて1時間もあれば十分の散歩道です。うっそうと茂る照葉樹林の林の中の道を、うぐいすやホトトギス、ツクツクボウシ(つくつく法師)の声を聞きながら歩いていくと、三原川のせせらぎが現れました。残念ながら雨が降っていないので、水量はごくわずかで、三原滝も見ることができません。三原滝は雨の降った翌日に出現する滝なのです。
でも、滝が無くても、水量が少なくても、森の中には涼風が流れ込み、ここが南の島?という清涼なひと時を過ごすことができます。
家に戻って今日の八丈日記を書いているところです。あちこち地方にでかけて農山村を巡り、地域活性化について地元の方々と意見交換・情報交換している最近ですが、15年通っている八丈島にはこんなに素晴らしい地域資源があるということを、今更ながら実感。しかも、家の敷地内には30坪ほどの遊休耕作地もあります(笑)。自給用の野菜なら十分作れる広さです。50歳までには拠点をこちらに移し、東京と八丈島で憧れの“二地域居住”を始めるべく準備をしようと心に誓った次第です。まずはまだ経験のない冬の八丈・年末年始滞在を試みましょうか。
投稿者 owadajunko : 16:04
2008年08月05日
台湾で見つけたショッピングセンターの未来形
◆ 大いに期待を超えた「国立伝統芸術センター」
台北市内でのLOHASシンポジウムの翌日は市内見学というスケジュールです。「故宮博物館」は午後の予定に入っていて、午前は台北から車で約1時間、宜蘭(イーラン)県に行くというのです。
2006年、北宜高速道路の雪山トンネルが開通し、台北市内と30分で結ばれるようになりました。人口約46万人の県で、三方を山に囲まれた蘭陽平野を中心として形成され、肥沃な土壌が広がり農業が盛んです。長ネギ、金柑、合鴨などが特産品だそうです。
最初の訪問先は、宜蘭(イーラン)の「国立伝統芸術センター」(National Center for Traditional Arts)でした。名前を聞いただけでは、国立の機関で、伝統芸術作品を展示しているところとイメージしますが、土曜の午前、夏休みであるにせよ、予想外に多くの家族連れで賑わっています。台湾の人は、芸術作品を見るのが好きなんだろうか・・・。
最初に展示室に案内されましたが、伝統的な技術を使った現代の作家による作品が並んでいます。陶芸、ガラス工芸、工芸・・・
そして、こうした工芸を体験できる施設もあります。
◆ これぞ、ショッピングセンターの未来形!!
展示室を出て、歩いていくと、何やらお祭りのような音楽が聞こえてきました。音楽に誘われてそちらの方に行くと、両サイドに楽しげなお店が並ぶエリアが出現しました。
台湾の各地域の伝統的生活文化や技術を使った様々な物産のお店が並んでいるではありませんか。手作り石鹸、竹製品、ヒスイなどを使ったアクセサリー、服飾雑貨、玩具、インテリア雑貨、食品・・・ いずれも台湾各地に伝わる伝統技術を活かした物産で、しかも皆パッケージやデザインが洗練されているのです。そして職人さんが店内にいて実演している店も少なくありません。いずれのお店も賑わっています。
例えば竹製品のお店に入って聞いてみると「台中の地域に生えている孟宗竹を使っています。」とちゃんと国産です。布袋に入った箸置き付きの箸をお土産に買いました。
さしずめ日本で言うなら百貨店の物産展が常設している感じです。各地から食品や伝統工芸・民芸品が並び、職人さんが実演する。まさにあの光景です。そして、なぜこのような賑わいがある商業集積を国立の施設が行うことができているのか・・・
実は、今回のロハスシンポジウムを企画した7-ELEVENが属する「統一グループ」が運営委託を受けているからなのです。それ以前は赤字施設だったものを、統一グループがコンペで運営委託権を得て、大幅にソフト面、MD面をテコ入れした結果なのです。すでに3年目になるそうですが、もちろん黒字に転換したといいます。
職人さんが店内で実演
奥には、飲食街もあります。フードコート、レストランなどがあり、500円~3,000円位の幅で食事をすることができます。
そして、私は思い至ったのです。この2年、私が探していた商業施設(SC=ショッピングセンター)の未来形がここにあったと。アメリカのライフスタイルセンターも悪くはありませんが、扱っているものは国内のどこでも買えるブランドの服飾品、食品、家具・インテリアが中心です。各地域で伝承されてきた特産品を原料に、手の技を活かした商品が並ぶのは、せいぜいそのSCが立地する州の特産品のお店くらいです。
※ライフスタイルセンター(ラスベガス郊外)
http://www.owadajunko.com/archives/2007/08/post_61.html
それが、全台湾の受け継ぎたい物産や技が、現代的な表現力を伴って実演販売されているのです。わざわざアメリカに行かずとも、隣の台湾にお手本があったというわけです。ついに巡り合った!!と大感激でした。時間が無かったので、石鹸と竹箸しか買えず、心残りです・・・(やっぱり、買い物好きなんですね。ブランド品は最近は欲しく無いのですが。)
なお、敷地内には宿泊施設「福泰冬山厝」もあります。後でWEBサイトで調べましたら、かなり良さそうです。立地は冬山川の河口に位置し、川から引きこんだ池を客室が囲むレイアウトになっています。アメリカ・エール大学の黄声遠建築士が設計。木の障子、窓、高い天井、大理石の床、赤いレンガに黒い瓦などが使われ、昔の台湾建築の特色を活かしつつ、快適な空間に仕上がっているようです。
次回は、ぜひ傳藝センターのショップを端から端までしっかり見て、体験教室にも参加し、そしてこの「冬山暦」に泊まりたいものです!
※冬山暦
http://yl.forte-hotel.net/jp/about.html
※傳藝センター
統一グループによる紹介サイト http://art.pcsc.com.tw/guide.php
センター公式サイト(日本語) http://www.ncfta.gov.tw/ncfta_jp/main/index.aspx
投稿者 owadajunko : 08:23
2008年08月01日
台湾で「楽活商機」出版に(8/1) ☆日本版もおかげさまで4刷りに
昨日から台湾に来ています。今日開かれるロハスシンポジウム「日本LOHAS風潮FUN to 台湾」で、講演をします。午後はメディア懇談会とか、個別取材があるそうです。
この講演会を主催している基金会は、「統一グループ」という大きな企業グループのなかの「7-ELEVEN」が基金を拠出し社会貢献活動を行っている団体です。英語名では「Good Neighor Foundation」ですので、良き隣人のための財団というような意味ですね。その年次報告書によれば、主な取り組みは4つ。クリーンアップなど地域の環境保全、老朽化した建築物の改修など地域開発、奨学金プログラム、そして社会的課題への対応などを行っています。
基金会の頼東明会長が、日本のマーケティングコンサルタントの第一人者である水口健次先生と懇意にされていることから、今回ご紹介いただき、この機会につながりました。頼会長は電通のようなな広告代理店の社長をされた方で、基金会ができたときに会長になられました。
ところで、台湾の7-ELEVENは日本のセブンイレブンとは別の法人です。7-ELEVENは国内に4800店舗もあるそうです。台北でもそこかしこに(ワンブロックごとに)ありますよ。店舗のサインなどは同じです。
統一グループでは無印良品、スターバックス、アフタヌーンティー、ダスキン、クロネコヤマトなどの事業を台湾内で行っています。昨年春には高雄に「統一阪急百貨店」をオープンし、「生活の木」も出店しています。
7-ELEVENの徐重仁社長は、数年前にLOHASを知り、その考え方に共感し、「MY LOHAS」という雑誌を2年前から出版し、また品揃えにもオーガニックやナチュラルなものを増やしているといいます。
その最近号をいただきましたが、私のインタビュー記事や、「楽活商機」の紹介もされています。
『楽活商機』とは「日本をロハスに変える30の方法」の台湾版タイトルです。楽活とはロハス、商機はビジネスチャンスという意味ですね。今回のシンポジウムに間に合わせて出版されたのです。
また、シンポジウムが終わりましたら、様子をご報告いたします。
消費者、企業、まちづくり、学生・・・ 500人位がご参加だそうです!
今回日本からは日本最大の商店街、「自由が丘」の西村康樹さんとご一緒しています。西村さんは自由が丘で「西村文生堂」という古本店の三代目で、「自由が丘ガイドブック」の編集長です。「自由が丘、気がつけばロハス」というテーマで講演されるそうです。
※特集「自由が丘ロハスガイド」(「ソトコト」2007年10月号)
自由が丘は台湾の若者からは、原宿より人気のあるまちだそうで。
西村さんとは、目黒区の環境委員会でもご一緒していて、11月に王理恵さんや辻口さんとご一緒にシンポジウムを行う予定です。まさにシンクロしています。
※台湾版が出て、原本の『日本をロハスに変える30の方法』も、どういうわけかじわじわ売れているようで、おかげさまで4刷りが決まりました。
投稿者 owadajunko : 06:42